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十畳合気道場✋＞ 術＞ 総論＞

　稽古で、どこまで作り上げられるかが重要です。実戦では、無意識に任せましょう。あれこれ考えていては、後手を踏み、感覚が鈍るものです。

　単なる型の反復練習で、偶然の正解に頼っていても、万が一にも掛かりません。感じて、イメージしてこそ、閃きに繋がります。少しの違いが重要であることに気づけば、同じことの繰り返しは慣れるまでの稽古と分かるはずです。

　日常にて、思い返したり、道場で気づいたことを日常生活に活かすことも稽古の内です。案外、道場では見落としていたことが、日常では当たり前ということが多いものです。ヒントは、いたるところにあり、ときには幾重にもなったりしているものです。練習時間が飛躍的に長くなり、何気ない日常も違った風景に映ります。

　あれこれ思い描いてすり合わせていく作業は、楽しいものです。違う、無駄だと言われても試してこそ、本質に近づくものです。常識というコンタクトレンズの視野は狭く、色眼鏡で、しかも盲点も沢山あるのです。