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円と波と渦

 正円は、完全無欠であり、美しいものです。合気道でも『円の体捌き』とよく言います。よく勘違いするところですが、決して正円の動きを目指すのではありません。直線的な動きに対して、途切れることの無い優美な軌跡を、円という言葉を借りて表現していると考えましょう。

 合気道に限らず、『曲がり』は重要です。しかし、ただ単に曲線の後撫ぜに留まっているならば、活きた曲線とは言えません。また、円を回転体としてしか捉えていないのなら、遠心力として力を振り回しているに過ぎません。

 相手を『無重力空間にいざなう』ことが、最高の崩しと考えています。相手が出そうとする力を無効する術、および攻撃対象である自分を消す術が必要です。この2つが揃って初めて、相手にとって何が起こったのか分からないという感覚が生まれます。

 体の軸が存在感を醸し出しており、自分の体の軸を見失わせることが、自分を消すことに他ならないと考えています。つまり、軌跡の曲線から、体の軸を推測させないのです。体の軸は常に移動しており、幾つかの術により、曲線の軸と一致しません。相手からのフィードバックもあって、合成ベクトルと軌跡は、思いのほか複雑で微妙です。数式に表そうとすると、徒労に終わるでしょう。反復練習で感覚を磨き、この感覚を伝えていくことが本道ということです。

 『円』と表現すると語弊を招くようなので、当道場では『波』『渦』といった言葉を多用しています。円を否定しているのではなく、あくまでもイメージの問題です。正しい波や渦は、これしかないと感じるでしょう。しかし、解は一つとは限らず、個性も反映されます。

 『手刀の反し』が波や渦をつくります。手刀の軌跡が波や渦というより、相手が波や渦を感じることが重要なのです。

 合気道を習練していると、技の深さに感動したり、単なる人殺しの術とは思えない感覚に襲われます。曲がりに拘らなければ、おそらく悟りへの門は閉じたままです。余談ですが、自分は、曲芸師であり、曲者でありたいとも思っています。

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