ガレコレ [Garage Collection]
相手を感じる
相手を感じることも、相手に感じさせることも、同時に行わなければいけません。相手をみてから、どう感じさせようでは、その間に相手に見透かされます。日頃から、自分の道を整えていないと出来ないことです。日本の政治経済が後手を踏むのは、これが出来ていないからと考えます。
相手の何を感じるかですが、状況によって異なると言ってしまえば、面白くありません。自分は、相手が何に活路を見い出しているのかという言葉を、第一に使います。活路とは、この手なら勝てる、こうしなければ勝てないという諸刃の剣のようなものです。活路を抑えて、小路に誘い込みます。袋小路に追い詰めては、窮鼠猫を噛むではないですが、相手の行動が限定される代償に、活路のイメージを強く持たせすぎて、これを抑えることが難しくなります。
相手を感じることも、半分でいいのです。まじまじと観察しても、すべてを知ることは出来ませんし、相手に逆に利用されたり、『観察者』が及ぼす悪影響もあります。できれば、傍目八目ぐらいで、相手を感じましょう。
by Network Communication Note