ガレコレ [Garage Collection]
相手の気持ちを釣る
一対一の試合では、団体競技と異なり、目の前の相手だけに集中できるはずです。ところが実際は、監督、選手、観客からの熱い声援、相手側からの罵声があり、報道関係のカメラが気になり、そして勝負を下す審判がいます。僅差のポイントで勝とうとする者、何か注意を受けるのではと思う試合慣れしていない者などは、審判がとても気になります。
審判が何も指示していないのに、審判から何か言われたようなキョトンとした顔をすると、相手もそれに釣られ、隙が生じます。審判を味方に付けるという裏技で、いろんな意味で、なかなか使えるものではありません。騙すということは、ちょっとした演技なのです。
自分がイメージする『超巨大な結界の玉』が、すぐそばに迫っていると、相手に気づかせるように、自分がまず気づいて、ひるみ、逃げ腰になります。漫画のように「そんな手には引っかかるか」と言いたいのですが、熟練者の演技には分かっていても釣られます。
by Network Communication Note