ガレコレ [Garage Collection]
超巨大な結界の玉
間合いの空間を意識しただけでは、速さと力が支配する戦いになりがちです。間合いの空間以外の広大な空間に、目を向けてみましょう。
相手の側面、背面、前面に、超巨大な結界の玉を出現させて、威圧します。玉は、地面の上にあるのではなく、半分ほど地面にめり込んでいます。自分が出現させた玉ですが、自分も威圧されます。そんな一連の動きで、相手にこの超巨大な玉を認識させて、惑わします。一見、自分から攻撃があるかのようなフェイントのようですが、どちらかというと、一緒に逃げるといった感じです。
さて、この術が通用するかです。平和に生きてきた自分達は、勝負といえば、一対一で、相撲では土俵、ボクシングではリング、柔道では限られた畳で行われる試合を思い浮かべるでしょう。目の前の一人の相手を倒すことに集中するわけです。この術は掛かり難いけれど、違和感を持たせることぐらいはできるでしょう。プロレスならタッグ、スポーツなら団体競技、何が起きてもおかしくない喧嘩や戦場では有効でしょう。
by Network Communication Note