ガレコレ [Garage Collection]
表面への攻撃
突きや蹴りで、骨や臓器を砕くのは剛。柔では、芯を砕くのではなく、芯に回転を伝えます。
表面への攻撃は、合気道らしいのもので、ほとんど分かってもらえない部類の一つです。表面をさするだけでは、全く意味がありません。撫でるという表現が最適だと思いますが、ほんの少し撫でるだけで、これほど効果があるというのは、側から見ていて眉唾物と思われても、仕方がないことです。大きく撫でているような場面もありますが、これは技の流れによるもので、効果的に撫でているのは一瞬です。
表面を撫でて、相手の動きの自由を奪います。相手は、腹筋に力が少し入って、足が凍り、板状の置物になります。これがなければ、単に相手を振り回しているに過ぎません。
『体の分割』『弱い手刀』『仮想剣』『剣の弱点』『小さなやじろべえ』『龍の玉』『やじろべえ』を総動員して、表面を撫でて、防御兼攻撃を行っているのです。
by Network Communication Note