なはり浦の会
土佐くろしお鉄道ウォーキングツアー
あいにくの雨でしたが、約60名ご参加いただきありがとうございました。
2007年に、経済産業省『近代化産業遺産』に認定された藤村製絲工場跡をご案内しました。当時の工場で働いていた方々からもご説明いただけて、古き懐かしさが倍増のツアーでした。
高知新聞2008年5月11日(日)朝刊に、掲載していただきました。
奈半利駅でお客様を出迎え、町の歴史や特徴などを簡単に説明したあと、目的地の藤村製絲株式会社に向け出発しました。
小雨の中、ニ班に分かれた長い列が続きます。
昔、旅籠を営んでいた西尾家住宅まえを進みます。
竹崎家住宅(高田屋)の蔵を背に北へ向います。
浜田家住宅(増田屋)の大きな漆喰壁が見えるメダカ広場に着きました。
二階建ての赤レンガの蔵前で、関西方面からレンガが運ばれてきた往事の説明を聞いています。
森家住宅の東側にある石塀に沿って歩きます。
塀の途中にアーチ形をしたレンガ門に出会います。
写真奥に、和洋折衷造りの森家住宅が見えます。
ガイドの説明を聞きながら、駅から30分。もうすぐ藤村製絲株式会社に着きます。
会社の西側には、丸石、半割りの両方の石塀が門を挟んで並んでいます。
繭の貯蔵庫として使われていた水切り瓦が6段ついた大きな蔵が入り口にあります。
会社の入り口正面には、板張りの広い倉庫があり、写真奥には繭を乾燥する部屋が見えます。
製絲工程を説明する藤村製絲株式会社の安光社長。
操業時そのままの姿で残っている工場内で、繭から生糸ができるまでの説明を聞きます。
工場内には工場が稼動していた頃の写真などが展示されています。
創立時当時の写真なども展示され、製絲産業が盛んだった頃の製絲工場の様子を知ることができます。
天井板がないので、斜めの木材を用いた骨組みが見られます。
採光を考えたノコギリ屋根。
一年中、均一の光を取り込むように北向きの屋根は垂直部分がガラス窓になっています。
by Network Communication Note