2026年1月17日(土)
『原発廃止』を公約にする政党・政治家しか信用できない。 #政治・経済【①mRNAワクチンの見直し】
自分は、国家レベルでの最優先課題は、『mRNAワクチンの見直し』と考えています。これに関しては、再三述べてきましたので、進展があったときに、議論再開します。
【②原子力発電の廃止】
2番目として、『原子力発電(原発)の廃止』を支持します。エネルギー問題・核武装問題に直結しており、コスト面でも日本経済を揺るがす大問題です。
原発は、日本の経済成長および豊かな暮らしに、大きく役立ってきたことは間違いありません。自分たちは、原発を『核の平和的利用』『クリーンエネルギー』『安価』というキーワードで、学校教育を受けてきました。しかし、すべて、嘘です。
日本の原子力発電所については、その歴史的背景・技術的設計・安全性へのアプローチにおいて、専門家や市民団体から長年にわたり、多くの疑問や批判がなされてきました。
【崩れゆく原発】
そもそも、原子炉は40年で廃炉するように設計されています。まだ持ちそうだから延長するという発想は、そもそも間違っています。次の原子炉を設置する頃には次世代の技術革新があるとして、未熟な技術・システムで辛うじて運用してきたに過ぎません。完璧な技術なんてものは存在せず、原発の安全神話はすでに崩れ去っています。
期待されていた高速増殖原型炉『もんじゅ』@福井県敦賀市は、22年間で250日しか稼働しておらず、研究開発段階の原子炉とは言え、余りにもお粗末。1995年のナトリウム漏えい・火災事故とその後の情報隠蔽問題などを受け、2016年に廃炉が正式決定されました。解体・廃炉は、2018年度から始まり、2047年度までの完了を目指して進められており、廃炉には約3,750億円の費用が見込まれています。
高速実験炉『常陽』@茨城県大洗町は、1977年に運転を開始し、2007年にトラブルで停止しましたが、現在は2026年度半ばの再稼働を目指し安全対策工事を進めており、実質的に稼働停止から約19年ほど経っていますが、間もなく再稼働する見込みです。疑問と不安がありますが、事故が非常に少なく「優等生」と呼ばれていたことに期待したいしたいところです。
https://www.jaea.go.jp/04/sefard/aboutus/joyo/P.S. 詳細を調べたら、原子炉内に混入したピンをそのままにして合格にして、運転再開するとのこと。昔、原発職員から聞いた話からは遥か遠い見解です。常陽には期待するどころか、再開を完全否定します。なお、これくらいのピンも回収できないのならば、福島のデブリはもっと回収不可能です。
https://note.com/masanoatsuko/n/nfb3b73138324【熱効率が低い原発】
原発では、熱効率が約33%と低いため、利用された燃料エネルギーの約2/3が『温排水』として捨てられます。運転時の二酸化炭素ばかり注目されるように、誘導されていることに、まず気づいて下さい。
【さまようプルトニウム】
日本の原発におけるプルトニウム保有量は、2023年末時点で約44.5トン(核分裂性約29.4トン)で、国内に約8.6トン、英国・フランスに約35.8トンを保管しています。
『プルサーマル発電』は、使用済み核燃料から再処理で取り出したプルトニウムとウランの混合物であるMOX燃料を、既存の軽水型原子力発電所で利用するものです。関西電力高浜発電所2基(3号機・4号機)、四国電力伊方発電所1基(3号機)、九州電力玄海原子力発電所に1基(3号機)で、合計4基があります。再処理からの回収量に消費が追いつかないとして、2030年度までに少なくとも12基の原子炉で実施を目指す『新たなプルサーマル計画』が進行中です。しかし、プルサーマルにおける数ある不確定要素を知ったなら、こんな危うい計画はあり得ないと分かるでしょう。
また、核不拡散の観点から国際的な懸念があります。IAEAは、プルトニウムが原子炉級か兵器級(プルトニウム239が93%以上)かに関わらず、1発の核爆弾が作れる可能性がある量を『8kg』としています。いったい、幾千個分に相当するのでしょうね?
【溜まり続けるマイナーアクチノイド】
アクチノイドに属する超ウラン元素のうちプルトニウムを除いたものをマイナーアクチノイド[MA: Minor Actinide]と呼ばれますが、一般国民に向けて議論に上がったことはありますか? 原発では、無用で危険極まりない物質が残り続きます。そんな物質は、最初から作らないことです。
【原発事故で青天井】
原発事故が起きたら、被害額・復興費用は青天井です。福島を経験している最中にも関わらず、他人事で済ませていることは異常です。
【まとめ】
原発は、近未来へ大きなツケを回しています。原発が安価であるなんて、とんでもありません。ツケを精算できる見通しが皆無である以上、今、原発廃止こそ、日本再生の進む道です。
P.S. 原発においてエネルギー以外の必要性も認識していますので、現実的には落とし所を探ることになります。身の丈に合った利用と、やはり、他のエネルギー資源を活用するしかありません。
自分は、AIよりも、エネルギーを貯めたり、気候変動に対応する技術・システムの方が重要と考えています。
P.S.2 『プルサーマル』とは、プルトニウムをサーマルリアクター(軽水炉)で利用する核燃料サイクルのことです。
安全管理のハードルが格段に上がっており、人為的判断ミスも誘発しかねないと考えます。
【概略図】
ウラン燃料
↓
[軽水炉]
MOX燃料↗︎ ↘︎使用済み核燃料
[MOX燃料工場]←[再処理工場]
↑ 回収ウラン・プルトニウム
天然ウラン
【天然ウラン】
・ウラン235:約0.7%
・ウラン238:約99.3%
【ウラン燃料】
・ウラン235:約4%
・ウラン238:約96%
核分裂しやすいウラン235の割合を高めた『低濃縮ウラン』が使われ、二酸化ウラン[UO2]のセラミック状ペレットに加工されて、燃料棒に装填されます。
ちなみに、ウラン原子爆弾は、ウラン235がほぼ100%です。しかし、現在、原爆と言えば、プルトニウム原子爆弾(プルトニウム239が93%以上)を指します。ウラン原爆の核分裂が約2%未満に対して、プルトニウム原爆では約16%と比較的効率が良く、核弾頭の小型化が可能であり、かつ、プルトニウム239は大量生産できるからです。ただし、爆縮方式が必須で、設計が非常に困難と言われています。
【使用済み核燃料】
・核分裂しなかったウラン235:約1%
・新たに生まれたプルトニウム:約1%
・ウラン238:約93~95%
【プルトニウム】
原子炉内で核分裂するウラン235から放出された中性子を、核分裂しにくいウラン238が吸収することで、プルトニウム239が生成されます。
プルトニウムは、天然の元素ではなく、人類が初めて作り出した人工核種です。ウランの陽子数は92個、プルトニウムの陽子数は94個です。ウランよりさらに重い元素であり、ウランよりさらに不安定な元素でもあります。
【再処理工場】
日本で唯一の使用済み核燃料再処理工場は、青森県六ヶ所村に建設中の六ヶ所再処理工場(日本原燃株式会社が運営)です。
1993年に着工して、当初の完成予定は1997年でした。安全性向上や規制対応のため、完成は27回延期され、総事業費は15兆円超に膨らんでいます。2026年度中の完成を目指して、現在も工事と安全審査が進められています。
なお、フランスやイギリスなど再処理先進国では、環境リスクや経済性の問題から核燃料サイクル路線からの撤退や見直しが進み、高レベル放射性廃棄物の最終処分(フィンランドなどで先行)への移行が見られます。
日本は、未だに、技術を確立できると意気込んでいますが、袋小路に迷い込み続いています。借金を博打で返すと言っているようなものです。制御が困難、かつ、環境に大きな負荷であると、いい加減認めるべきです。
【MOX燃料】
Mixed Oxide Fuel(混合酸化物燃料)の略です。資源の有効活用と廃棄物削減を目指したウランとプルトニウムのハイブリッド燃料です。再処理で生成したプルトニウムと、天然ウランあるいは回収ウランが混合されています。
ウラン燃料と同じ形状ですが、プルトニウムを含むため、ウラン燃料よりも放射線量が多く、熱伝導率が小さい(ペレットの中心温度が高くなる)などの特性があります。
原子炉の種類や設計によって異なりますが、燃料成分の目安は以下の通りです。
・プルトニウム239:燃料集合体平均で約4%〜10%
特定の設計例では、燃料集合体平均で約4.1%〜9%、ペレット単体では最大13%までとされることがあります。
・ウラン:残りの大部分(約90%以上)
母材となるウラン中のウラン235濃度は、劣化ウランなどを用いる場合、約0.2%〜0.4%
P.S.2-2 成分は重量比(wt%)で表示されます。プルトニウムPu/ウランU、または、二酸化プルトニウムPuO2/二酸化ウランUO2で計算されます。一般的にはどちらで計算してもそう変わりませんが、原発では正確に計算されているとあります。
P.S.3 自分が原発にも詳しいのは、ゼネコン時代に、発電所の温排水を利用した研究で、鮑の養殖やサンゴの増殖に関わっていたからです。
つくばのゼネコン若手の会『どぼくん』では、福島原発の見学バスツアーを企画しましたね。企画した当人は、当日、仕事の都合で、土浦駅でお見送りとなりましたが。その他、霞ヶ浦の那珂導水路工事は大スケールに驚かされ、ビール工場は楽しかったですね。
出向時代には、共生藻の研究において、放射性同位体を使用していましたので、放射性物質には馴染みがある次第です。
仕事の内容が変わるたびに、勉強付けの日々でした。2004年に独立してから、研究職・専門職に戻る気はさらさら無いのですが、ボケる前に、文理垣根の無い知識と研究者気質を活せたら幸いです。
P.S.3-2 インターネット検索で、昔取った杵柄を繋ぎ合わせています。現在のAIは、必ずしも正解を出さないにしても、良い助けになってくれてます。
P.S.4 原発の莫大な電力が必須な社会構造になっていることを、変えていかなければなりません。
日本は、『電力多消費産業』と認識される業種を、野放しに成長させてきました。現在、何気なく利用しているAIでも、想像以上に電力を消費しています。
都市一極化も、交通インフラも、同居人数も、生活スタイルも、改善していかなければなりません。
自分は現在単身で、電気料金を普段月額6千円台・夏場1万2千円程度で、仕事および生活することを目標にしてきましたが、電気料金の高騰でそれも難しくなってきました。プロパンガス無しで、給湯器の灯油ボイラー以外は電化住宅なので、これが限界と考えています。春からは、母と同居生活が始まるので、5割増しと予想しています。