2023年6月7日(水)
[1143] 公開練習19時~@ガレコレ店舗 #■合気道 <弓押さえ&弓反し>を中心にして練習しました。相手の体に張りのある面を作り、この面に働きかけます。相手の腕を振り回したり、相手の体を押すのではありません。
弓本体の形状の先端の反しは、手刀を相手の手首に斜めに重ねて作ります。手刀を引っ掛けたり、反り返したりしません。手刀を立てて、手の甲が相手の大菱形骨(親指の手根骨)に触れて、前腕内側が、相手の前腕外側に触れます。軽い絡みが『離れない手刀』に繋がります。
【正面打ち 裏技 側面入身投げ】
・相手の首を攻める手刀はとどめであり、<弓押さえ天><弓反し上弦>で相手を崩します。
【突き 裏技 入身 小手返し】
・入身の際に<弓押さえ天>を使います。
【突き 表技 五教手首極め】
・突きの出鼻において、相手の肘裏に手刀を斜めにサッと差し入れます。正面打ちで練習した<突支棒>と同様に、相手の攻撃を一瞬制してから、相手に突支棒を外させます。物理的抵抗だけではなく、相手の精神に斬り込み、同時に攻撃対象を見失わせます。
・相手の前腕に対して、手刀の前腕を自動車のワイパーのように滑らせ、<への字絡み>に至ります。相手の腕を地に押し付けるのではなく、円弧の軌跡により少しだけ浮かせます。
・<おひけえなすって>を意識して、<剣の弱点>で斜め後方へ流して、<弓押さえ天>に至ります。
・相手の手首を軽く極めながら、<弓反し下弦>を行います。相手の肘を反すというのは、梃子だけを利用した力技です。
・<弓押さえ地>から五教手首極めに変化します。
P.S. 弓反しにおける上弦[じょうげん]/下弦[かげん]の名称は、月の満ち欠けにおける上弦の月🌓と下弦の月🌗から引用しました。月が西に沈むときに、弦が上か下かによって名付けられたという説です。月の昇り沈みとは無関係に、技で弦が進行する向きを示しています。
なお、弓の名称は下記の通りで、部位と呼称が異なります。あしからず。
成り(弓の形)
┏┛姫反り[ひめぞり]
┃│上弦[うわづる]
┃│中仕掛け[なかじかけ]
┃│下弦[したづる]
┗┓小反り[こそり]
弦[つる]