2020年7月13日(月)
ウイルスについて考え直す必要がある。 #医療 新型コロナウイルスとの戦いから共存へ切り替えないと、人間社会は終息に向かうと感じるようになりました。
ワクチンや治療薬ができるまでの辛抱と考えるのは、人類の驕りです。RNAであるウイルスは、物凄い速度で変異して、多様化します。
ウイルス感染者の体内では抗体がつくられるとあります。しかし、必ずつくられるのでしょうか? 免疫システムは決して万能ではなく、個体差もまちまちです。
基本的には、体調悪化を軽減する薬で時間稼ぎして、抗体によるウイルス撃退を待つしかありません。流行感染して完治した患者から抗体を抽出して、これを使うことは有効と言われています。いわゆる血清です。
自分たちは、ウイルスに対して、専門家ではないので、理解できないと考えてしまいます。ウイルスは身近にいて、ずっと昔から、そしてこれからもずっといます。生態学的に、ウイルスには役割や特徴があります。
話が逸れますが、アニメのエヴァンゲリオンでは、バチカン条約により一国のエヴァ保有数が3体までと規制されています。軍事バランス的な理由と考えられますが、エヴァ4体でガフの扉が開いてしまうからという説もあります。密だと何が起こるか分からないんですね。
話を少し戻します。ウイルスは、生物の数を常に調整しており、時には種を滅ぼし、時には種を進化させてきました。果たして、人類はウイルスを制御できるでしょうか? 単純に考えれば、DNA対RNAの戦いです。つまり、戦い方が全く異なっています。害虫駆除に天敵である益虫を当てるように、人類は、RNA対RNAの戦いを仕掛けるかもしれません。十中八九、想定外のことが起きるでしょう。
現在、人類は、勝ち目など全く無いウイルスサイドで戦っています。一事象とその周辺に対応することができても、永遠に終わることはありません。また、解決済みの案件も、そこから再度突かれる可能性もあるでしょう。
免疫学は、自分が大学時代に学んだものとは比較にならないほど進んでいることでしょう。テレビ番組では、30年前のレベルのことを、分かりやすく解説してくれています。残念ながら、自分は、ウイルスに対する知見は大して持ち合わせていません。ウイルスに関して、現在でも分かっていないことだらけなんだなあと思い知らされます。
案外、高価なワクチンや治療薬に頼るよりも、免疫力を高める方法といった経験則の方が、実践的なのかもしれません。整腸、呼吸ってか。