2020年4月24日(金)
[基本]手刀の手先は極で閉じる #■合気道 手刀の手先の形は、大きく分けて『開き』と『閉じ』があります。
『開き』には『五指』『一指四指』『紅葉』があり、『閉じ』には『蕾』『巻き』があります。『抜き』は『閉じ』と同義です。
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手刀の手先の形
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├開き
│ ├五指(方向性が指先の一方向)
│ ├一指四指(方向性が親指)
│ └紅葉(移動は小さく、五方に拡散)
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└閉じ[抜き]
├蕾(手首が折れない)
└巻き(手首が折れる)
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手刀の妙は、『閉じ[抜き]』にあります。例えば、相手に対して手刀を進める場合、『開き』のまま攻め続けては、相手とぶつかり、抵抗が生じます。どこかで『閉じ』に転じて、極を『閉じ』で折り返します。『閉じ』により、相手に力を出させずに、自分の手刀を進めるのです。
この手刀の動作は、一朝一夕には習得できるものではありません。自分の力を出し切るという概念を払拭して下さい。
この手刀の動作を習得するには、持ち手からの練習が効果的です。突きや打ちからでは、気づきにくいでしょう。