2020年2月
[技]五教手首極め #■合気道※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
2月の公開練習では、『五教手首極め』の練習を中心に行っています。逐次、このブログを修正および追記していきます。
攻撃してくる人を『相手(受け)』、合気道の技を掛ける人を『自分(仕手)』と呼ぶことにします。
技のレベルは、これまで定義していたレベル1とレベル2は行わず、いきなりレベル3~4で教えています。レベル1を基本動作と勘違いして、弊害になると感じたためです。難しいので一度で習得することはできませんが、技における一つ一つの要素が面白く、初心者の道場生も楽しんで練習できているようです。
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【最終的に、右突きの短刀取り】
片手持ちから練習します。
通常はお互い右半身から、自分の右手を掴ませるのですが、これでは、最終的に左突きの短刀取りになり、右利きが多い実戦と逆になります。また、一教表押し倒しと同方向で行うと、技の異なりを感じやすいものです。故に、自分の左手を掴ませて練習します。
お互いに『左半身』からでは運足が増えますので、まずは、相手は『右半身または自然体』、自分は足を揃えた『自然体』から始めます。
互いの中央に自分の左手を差し伸べて、相手に左手首を両手で掴ませます。左手同士で握手する感じで差し出すと、相手の掴みが、自然と左手が下(手首)、右手が上(前腕中央)になります。
相手の掴みが上下逆さでも構いませんが、窮屈になるので少し難しくなります。相手に掴ませる時に、左手刀を相手の心臓表面左側のラインにずらしておきます。
●相手:右半身(または自然体)
●│
● │
│ ↓
│
↓↗互いの中央で、相手に両手で掴ませる。
/
/
●●●●●自分:自然体
【初動】
左手刀を、相手の心臓表面左側のラインから相手の右脇のラインまで、蒲鉾の軌跡(マッシュルームの軌跡)で移動します。ほんの少し自分から見て右に振ってから、少し上昇させて、自分から見て左に移動して、相手の右腕で止まったと感じたところで、ほんの少し自分から見て右に振ってから、元の高さまで戻ります。
●
●
●
●
●相手(説明上、横に5つ並べた)
│
│
肘
│↙←←↖左手刀が蒲鉾の軌跡で動く。
←↘ ↗※こんなには左右に触れないが。
手
【手解き掛け(抜き、チュルン)】
左手刀を手の平を少しだけ傾けて、相手の右腕の下に潜り込みます。相手の右腕の下を通過して、左手刀を立てます。左手刀は、手の平で少し押している感覚です。左手刀を寝かせて水平に切ったり、左手首を谷に反らして引っ掛けてはいけません。
同時に、左足を後ろに移動させて体を開いて、相手とL字様になります。自然と、相手の右手首が山に曲がり、相手の左手が手解きになることが肝心です。
●●●相手
●
● ●
│ ●
│ ●自分
│ ●
←│───●
↘
【相手の腕で眼塞ぎ】
山になった相手の右手首に、自分の右手刀を乗せて、相手の右手首を反していきます。掴みが外れた自分の左手刀は、相手の右肘まで滑らせます。相手の右腕を押っ付ける際に、相手の右腕で相手の両眼の視界をさえぎるように攻めます。なお、相手の右肘を曲げてやろうとか反してやろうとすると、力が掛かり過ぎて、相手に逃げられたりします。
/\相手の腕で相手の両眼を塞ぐ。
@ @
/ \前腕
/二の腕 ↘
【相手の腕で、相手の出足を止める】
執筆中。。。
【相手の腕を傘の開き落とし】
相手の右肩を傘の頂点、相手の体と相手の右腕を傘の骨として、傘を開きながら、傘を落としていきます。同時に、自分は前に進み、相手の右手首を極めて、相手を真下に落とします。
●相手の右肩
│■
相手の右腕
│■相手の体
│■
↓●
●傘の頂点も沈みながら移動
/ ■
/ ■
/ 傘が開く■
↙ ●
←────●
■
■
■
●
【相手の肩に向けて極める】
執筆中。。。