2020年1月20日(月)
[プログラミン]トラブルシューティング、正確に作成、ライブラリー #■パソコン・通信 加領郷小学校6年生のプログラミングの50分授業です。文科省の『プログラミン』で学習しています。
岩瀬洋一郎@ガレコレは、年に2~3回、特別講師?として参加しており、なれて(なはりテレワーカークラブ)が受け持っている授業を、サポートおよび強化しています。
【トラブルシューティング】
先日、生徒が作成したシューティングゲームに、興味深いトラブルが発生していました。今日はまず、これを題材に『トラブルシューティング』のやり方を学習しました。
①<ヘリコプター>の上昇中に音が無く、上昇しきってから音が鳴り始める。
→<ヘリコプター>のプログラミンに原因。逆?
→[オンプン]先に、[ウエーン]後に変更。
②<UFO>を撃墜せず、ゲームクリアーになる。
→<UFO>4機のプログラミンに誤り無し。
→<UFO>1機ずつ調べたい。
→<UFO>3機に[クリックン]を足す。
→<UFO>1機だけ動く。
※他の<UFO>3機を、邪魔しないところに移動しておく方法もある。しかし、レイアウトが原因のエラーを見落とすことになる。
・<UFO>が、<ヘリコプター>から[タマーン]で発射される<ミサイル>の大元の絵にぶつかっていた。<ミサイル>のレイアウトが原因であった。
→<ミサイル>の位置を、<UFO>の軌道から外すだけで、問題解決した。
※[タマーン]で発射される絵は、移動する絵がぶつからないところに配置する。
・右にずらしていた<UFO>は、表示画面の左端まで届く前に[リセットン]で元の位置に戻っていた。
→<UFO>は、表示画面から離した場合、移動が始まると、表示画面内に出てくる前に、[タマーン]で発射される<ミサイル>にぶつかる可能性がある。
※横スクロールゲームの場合、敵を表示画面の右袖幕に配置する。
トラブルの原因は、ちょっとしたことです。<UFO>を移動してしまっては、レイアウトの問題が分からなくなるところでした。<UFO>に[クリックン]を一番下(最初)に足すことにより、停止した状態になります。<UFO>1機ずつ動かして、チェックしていくことが大事です。
【正確に作成】
今まで、大きな移動・大きな変化・小さな変化・制御1・制御2のそれぞれを[ズットン]で括り、それらをまとめて[イッペンニン]で括っていました。
┏[イッペンニン]
┃┌[ナンカイン
||
ズットン]
┃│制御2 //
ゲームオーバー
┃└
┃┌[ズットン]
┃│制御1 //
撃墜
┃└
┃┌[ズットン]
┃│小さな変化 //
修飾
┃└
┃┌[ズットン]
┃│大きな変化 //
修飾
┃└
┃┌[ズットン]
┃│[リセットン]
┃│大きな移動 //
基本
┃└
┗
※プログラミングの世界では、//より右側は、コメントまたはコメントアウトと呼ばれて、プログラミングとして無視されます。付箋紙のように使います。覚えておいて下さい。
しかし、[ズットン]は、くりかえしの時に0.1
秒、時間を取ります。大きな移動と大きな変化や小さな変化で一巡時間が異なる場合、繰り返すとドンドンずれが大きくなり、思い描いていた動きと異なります。[リセットン]は、大きな移動・大きな変化・小さな変化のすべてを元通りにしてくれます。しかし、動きの秒数が残っていると、その動きを済ませてから、リセットが掛かります。
このずれを無くすように、一巡の動きの秒数をほぼ同じにして、先に初期設定を、後に[リセットン]を置いて、[ズットン]で繰り返させます。一巡内では、繰り返しには[ナンカイン]を使います。[ズットン]を使うと[リセットン]に辿り着かなくなります。また、繰り返しの最初にも『初期設定』が必要となります。
┌[ズットン]
│[リセットン]
│┏[イッペンニン]
│┃一巡の動き(小さな動き・大きな動き)
│┗
│初期設定
└
上記を組み込んで、下記のように書き直すと、正確に作成したことになります。
┏[イッペンニン]
┃┌[ナンカイン
||
ズットン]
┃│制御2 //
ゲームオーバー
┃└
┃┌[ズットン]
┃│制御1 //
撃墜
┃└
┃┌[ズットン]
┃│[リセットン]
┃│┏[イッペンニン]
┃│┃┌[ナンカイン]
┃│┃│小さな変化 //
修飾
┃│┃└
┃│┃┌[ナンカイン]
┃│┃│大きな変化 //
修飾
┃│┃└
┃│┃┌[ナンカイン]
┃│┃│大きな移動 //
基本
┃│┃└
┃│┗
┃│初期設定
┃└
┗
プログラミングというものは、『一塊』をどう組み合わせていくかという考え方が大事です。
【ライブラリー】
図書館(ライブラリー)には、本がたくさんあります。同じように、いろんな動きや機能を持ったコンテンツを、たくさん作って用意しておきましょう。あらかじめ作成しておいたコンテンツ群を『ライブラリー』と呼びます。
とどろん先生のライブラリーを参考にして、自分独自のライブラリーを作成してみてね。
P.S.
プログラミンは、Flashで作成されているので、今年2020年12月末日で終了です。来年度(令和二年度)の授業は、プログラミンで進めるみたいです。
P.S.2
なてれさんは、サイトのアイコンであるFaviconが変わってから、プログラミンは快適に動くようになったと言います。利用者が減っているだけじゃないかな?