2020年1月4日(土)
[基本]転体(半身の切り替え) #■合気道 転体と聞くと、腰を切って体を捻る動作だと思い浮かべてしまいます。力を出すのであれば、これでも正解なのでしょうが、つまらない動作です。
転体の一連の動作で、相手の攻撃をよけて、相手を誘い込み、相手に攻撃します。
転体のベースとなるのは、半身の切り替えです。180度転体を例に挙げます。
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180度転体
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上から見た図。
〇:心臓
△:肩(の向き)
↑:足(の向き)
①右半身
△ ↑
〇 〇
△ ↖
②右肩に収束
◁ ←
〇 〇
◁ ←
③右肩を前に出す
◁ ←
〇 〇
◁ ←
④後ろ向きに左半身
▽ ↙
〇 〇
▽ ↓
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③④で、右肩が前に出ないと、スピードによる巻き込みになるか、相手を呼び込んでしまいます。
半身の構えで、足の位置を『レハ型系』にしているのは、転体の為です。
つまり、転体は、攻防一体の要なのです。
壁際で、180度転体の練習をしてみると、よく分かります。