2019年2月23日(土)
チュルン感 #■合気道 相手の突きや打ちと自分の手刀が接触する瞬間は、攻防一体となります。
「ガツン」と受けたり払い除けるのでもなく、「スー」と自分の後方に流すのでもありません。自分の手刀は、相対的に相手に進みます。相手も自分も小さな抵抗を感じながらも、交わらず滑り抜けていきます。
この動作を「チュルン」と表現しています。ゼリーをスプーンで掬おうと思ったら、切れ目が入らず、スプーンが外側に弾かれ落ちた感じです。幼稚な発音ですが、これがピッタリだと思っています。
「チュルン」の切れ味が、相手の崩れに大きく反映します。この感覚だけは、かなり練習しないと身に付くものでは無いようです。