2018年1月25日(木)
手刀の武道 #■合気道 『手刀』と書いて、[てがたな]と呼びます。
空手など打撃系格闘技では[しゅとう]と呼ばれ、小手先を示しており、小指球を固くして斬るようにして打ったり、指先で突いたりします。
上記の動作は、合気道でも『当身』として利用しますが、合気道の技の本質ではありません。
合気道の手刀は、心臓から手の指先まで連なるもので、腕全体を示しています。
手刀のイメージは、日本刀と鞭の機能を合わせ持った『帯』のようなものです。帯の厚みは日本刀、平の自由度は鞭といった具合です。
手刀と言っても、相手を斬るものではありません。相手に触れて、相手の動きを制御します。単に、相手の攻撃を跳ね除けたり、押さえつけたりするのではありません。相手に少しの力を伝える程度により、姑息に相手の位置、方向、傾きを変えるものです。
・手刀の部位
・手刀の作り
・手刀の触れ
・手刀の重なり
・手刀の反し
・手刀の軌道
手刀が織り成す空間と感覚が、合気道の独自性です。
合気道は、『手刀の武道』と