2017年10月18日(水)
半身の構え[前足:後ろ足=6:4] #■合気道 合気道では、半身の構えを多用します。足への体重の掛け方は、一般的にも[前足:後ろ足=6:4]と言われています。
打撃系の人は、どうしても前足に体重を掛けてしまいがちです。自分を地に固定して、前足を回転の軸にして、パワーとスピードを出すためには、それが正解です。
では、何故、合気道の場合、前足に体重を掛けないのでしょうか? 逆問答になりますが、パワーとスピードを出すためではないからです。
合気道では、『騙し[だまし]』を練習します。相手にとって、その場所にあるはずのものが無いということを追求しています。
前足が、回転の軸になって固定されてしまっては、ガチガチの合気道になってしまいます。前足も後ろ足も、ひょいと思いのままに移動したいものです。そのための6:4なのです。
P.S. 単純なことなのですが、6:4を意識するとしないとでは、雲泥の差があります。
これに限りませんが、どのような効果を狙って、相手がどう感じるか、自分がどう動きたいのかを考えられるようになったら、一人前です。
P.S.2 ひょいと動く様は、回転している独楽[こま]のようです。
P.S.3 前足を回転の軸にして、入身転体しては、練習のための練習になっていると感じています。自分で合気道場を開設した一番の理由です。