2017年10月15日(日)
流し #■合気道(執筆中)
『流し』は、合気道界では一般的に『入身転体』と言われている動作です。同じ効果を狙っているのですが、自分には別物に映ります。
当道場では、修得必須目録としています。流しは、故先生が最重要と考えておられたもので、これを伝えていきたいと考えているからです。
初段階での練習では、全体的な動き、運足、手刀の捌きを、それぞれ別に練習してきました。要点を強調して教えますので、正規の動きから外れるのですが、理屈を味わうことが出来ます。漠然とした完成形から各要点を探し出すのは難しく、糸口が見つかればと思い、そのようなやり方で教えています。
『入身』は、相手の側面に自分の体を入れる動作です。しかし、しばしば見受けるのは、闇雲に相手の側面に突っ込んでいく様です。実戦では、そう簡単には相手も側面を取らせてくれず、最悪はカウンターを食らいます。
どうして上手くいかないのかというと、入身のための通過儀式を行っていないからです。一発で入身するのではなく、通過儀式を境に入身前半と入身後半の二段階で入身すると考えてみましょう。まるで、知恵の輪のようです。
これらを統合していきます。
相手の攻撃は、『右直突き』として説明します。
相手の心臓表面左のラインに、右足で『影踏み』して、相手の右直突きを誘います。
相手の右直突きの発動に合わせて、右足で、相手の心臓表面右のライン
相同じ手刀を、突きが伸び始めの肘に対して下からあてがい、相手後ろ外側へ斜に飛ばします。
レ点の返しで、相手の腕に対して相手の肩をしゃくります。
最終形をイメージして下さい。