2017年10月2日(月)
世論や理念は、一発のミサイルで吹き飛ぶ #核・戦争 人間が考える理念は、砂上の楼閣に過ぎない。宗教という概念においては、神から与えられたものとすり替えている。
平和ボケしている日本だが、世論はそういう世界観から脱することはできない。
北朝鮮の世界観はどうなのだろうか?
朝鮮半島に限らず、半島は紛争の火種となっている場所と認識されることが多い。半島を制したものが、その地域において有利に駒が進めることができるからだ。
日本も、朝鮮半島を大陸に通ずる場所との位置づけにより、過去幾度か征服しようとしている。
日本人が教科書で学んだ朝鮮半島の歴史と言えば、高句麗、百済、新羅の三国時代が有名だろう。
分裂と被征服を繰り返してきたのが、朝鮮半島である。
建国というのは、いつの時代でも神聖なものである。北朝鮮も、日本も然りである。建国に至る神話は、各々の国内では意味がある。
第二次世界大戦後の朝鮮戦争では、マッカーサーが進言するようにはならず、原子爆弾が使用されなかった。北朝鮮において、その後の核ミサイル開発の基本概念となっている。
現在の北朝鮮の核ミサイルは、ロシアの技術であると流れている。北朝鮮は、ロシア、中国の後ろ盾が無くなったとも言われているが、米国がターゲットである以上、反対勢力となることは言うまでもない。「米国の思い通りにはさせない」という恨み節である。
ミサイルが、日本に被弾した場合、安倍晋三政権は、きっとこう言うに違いない。
「私の判断に基づいて、自衛隊を、、、」
世論も、そちらに流れる。
安倍晋三首相は、これを狙っての衆議院解散選挙なのかもしれない。国民を盾に、けしかけている。
日本国民は、無傷で一方的な勝利を望んでいる。当たり前のように思えるが、政治的、国際的、国と国となると話が別である。それ依然に、ジェノサイドは国際法違反となり、物理的にも不可能である。戦争とは、犠牲が付き物で、その中から英雄が生まれる。きっと、英雄の一人になりたいのだろう。
P.S. 『ジェノサイド条約』は、韓国と北朝鮮は加盟しているが、日本は非加盟、米国は批准、ロシアはソビエト連邦として批准、中国は事実上未承認。
戦時国際法である『ジュネーブ条約』に照らし合わせても、全土を壊滅させることは、違法である。
P.S.2 【スイスの自衛努力】(Wikipediaから引用)
永世中立国として有名なスイスは、第二次世界大戦においても中立を守った。ただし、中立を守るために相応の努力をしている。スイス軍は領空侵犯に対しては迎撃を行い、連合国側航空機を190機撃墜、枢軸国側航空機を64機撃墜した。スイス側の被害は約200機と推定されている。