2017年4月7日(金)
米、シリア空軍基地に巡航ミサイル59発攻撃 #核・戦争 化学兵器攻撃(サリン?)に対する報復攻撃とある。
かつて、大量破壊兵器があるとして、イラク(サダムフセイン)を攻撃したが、大量破壊兵器など見つからなかった。今回も、化学兵器がテロリストなのかシリア軍なのかどちらの所有物であったのか、十分な調査があったとは到底考えられず、便乗かマッチポンプであると思えてならない。
何故、シリア空軍基地(シャイラト)を壊滅までに攻撃しなければいけなかったのか。今回も、どう説明しても、矛盾に満ちている。米露の出来レースと考えるのが一番スッキリするのだが、そう考えたくないものだ。
P.S. 化学兵器と呼ばれる化学物質は、農薬を合成できるスキルと施設があれば、製造可能である。ちなみに、自分は、農芸化学科出身ではあるが、有機合成はほとんど机上論の学習にすぎず、それすらほとんど忘れてしまい、サリン(C4H10FO2P)合成などの機微は知らず、単純なホスゲン(COCl2)程度しか作れないので、あしからず。
P.S.1-2 大学時代に、クロロホルム(CHCl3)を蒸留した残留が放置してあり、危うくホスゲンで窒息死するところであった。研究の引き継ぎ時期にはありがちなことである。ホスゲンの怖さだけは、本当に身を持って知っている。
P.S.2 サリンの製造コストは極めて安く、水爆の1/100程度で製造が出来ることもあって「貧者の核」などとも呼ばれている。
[引用]
http://www.ypec.ed.jp/yamakai/yamakai%2082.html