2016年4月14日(木)
宮沢賢治 ことばの宇宙展 #イベント 先日からデートにお誘いしていたのだが、終演間近になって、ようやく時間ができた。昼に時間を作るのは、お互いに難しい。
会社員時代、東北に出張の際には、宮沢賢治に触れることが多かった。お土産には、『銀河鉄道の夜』のハンカチを買ってきたもんだ。宇宙様の染め物に、機関車が昇っていく図柄。相当気に入っていて、人に上げたり、タペストリーとして飾っていた。引っ越しの際、餞別に上げたりして、手持ちが無くなっていたが、いつか買えるだろうと思って、20年近く経っていた。
今回、高知県立文学館に行ってみようかと思ったのは、もしやそのハンカチが売ってはいないかと期待したのが、切っ掛けだった。売っていた。実際にあると、ビックリするもんだ。昔と同じ構図で、値段も据え置きに、もはや感動。
宮沢賢治の作品は、小学生の時に、すべて読んだ。文学少年では無かったが、雑学王(クイズ王)になりたくて、不純な動機から、読み漁っていたのだ。なので、作品の深いところや背景を味わうことがなかった。でも、小学生の頃のトドロは、病弱で小さかったので、宮沢賢治の作品に共感していたことは確かだ。
今回、改めて作品の一部に触れて、ああそういうことかと激震が走った。一緒に行った少女Aの故お母さんは、星女で、石も集めていたそうで、宮沢賢治の世界にどっぷり漬かっていたことが、この『ことばの宇宙展』で繋がったそうだ。
さーっと眺めるにはつまらなそうな展示だが、立ち止まってちゃんと読んでいくと、あっという間に1時間が経ってしまった。常設展もどうぞと言われるので入ってみると、広いこと広いこと、読める本も置いてある。すでに閉館時間なので、今度またゆっくり来ようと思う。
入館の際に、銀河鉄道の夜のパネルに貼る星のシールを貰う。トドロは『蠍の火』、少女Aは『双子の星』のてっぺんに貼った。それぞれ思い入れがあるのだ。
P.S. 久しぶりに、絵をかいてみようか。
P.S.2 ハンカチは、『銀河夢小紋染』
(有)せがわ京染店@花巻市鍛冶町6-1
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