ガレコレ
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2016年1月8日(金)
北朝鮮の水爆実験 #核・戦争

 北朝鮮は、水爆実験に成功したという。アメリカ合衆国は、観測データから否定しており、日本政府も同じ立場についた。

 米日は事前に実験決行を察知していて、韓国だけ置いてけぼりとの記事すらある。

 いずれの報告も、根拠に乏しい内容であり、誘導とすら感じられる。

 北朝鮮が、いずれ水爆実験することは容易に推測できたし、それを逐次観察していることも当たり前のことである。ただ、クロスチェックできる公開データがない限り、事実は関係者のみ知るということになる。

 北朝鮮の水爆実験に過敏に反応して、自国も核武装してはという意見もあるが、武を理解しようと努めない愚か者の考えである。

 アメリカ合衆国は、北朝鮮が核ミサイルを撃っても、報復の核ミサイルは撃ち返さない。逆に、戦争が泥沼化すれば、屁理屈でも先制核ミサイル攻撃はある。そういう認識は持つべきである。まあ、北朝鮮と戦争してもアメリカ合衆国は何の得にもならないので、アメリカ合衆国からは仕掛けない。日本は、アメリカ合衆国が得になる提案をしてはいけない。

 核ミサイルを保有しようがしまいが、撃てばどうなるかを認識させ、撃てない状況を生み出していくことが大事ともいう。しかし、撃てばどうなるか、各々の想像は驚くほど異なるであろう。

 北朝鮮の行動は、大国資本主義への嫌悪感から来ていると言えば同感も得られようが、軍事面で大国と肩を並べることを掲げるのであれば、いささかも感銘しない。

 北朝鮮は、内需エネルギーおよび外商に関して、核先進国として食っていく道を選択したのだと考えていた。日本のいう平和的核利用に限らず、軍事利用も含めたすべてである。もし、水爆実験成功が張り子の虎とすれば、北朝鮮にとって余りにも絶望的である。

 米日の現政府は、北朝鮮に核ミサイルを撃たせないように、全力で外交していない。今の政府では、撃たせる。

 問題も多いだろうが、首脳会談をインターネットで行ってはどうであろう。テレビ放送でもいいのだが、都合のいいように編集してきた世界だけに、信頼性が薄い。リアルタイム、全内容配信、そして全世界をターゲットにするには、どうしてもインターネットとなる。もちろん、IT企業でそう考えている人は少なくないはず。障害を明確にしていけば、実現できないことではなく、効果は絶大であると考える。現実世界での首脳会談に繋がる糸口になれば、仮想空間も捨てたものじゃない。
 
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by Network Communication Note