2015年7月12日(日)
間合い #■合気道 すべての状況を想定して、武術を修練することは不可能である。
間合いを、距離で区分すると、下記のようになると考えている。
・アウトレンジ
投石、鉄砲などの飛び道具による攻撃。
・ロングレンジ
合気道における間合い。長物(杖、剣)による攻撃。
・ミドルレンジ
牽制しながら戦う、常識的な間合い。試合。
・ショートレンジ
殴る蹴るの連打。十分に組み合ってからの投げの応酬。
・ゼロレンジ
接近した特殊な間合い。
・密着レンジ
柔道における寝技など。縺れ。
アウトレンジの戦い方は、自分自身修得していないので、練習から排除する。ミドルレンジ、ショートレンジおよび密着レンジは、スピードとパワーがものを言う世界であり、そういう戦いにならないようにする。
当道場で練習するのは、ロングレンジとゼロレンジと考えてほしい。ロングレンジでは、相手の攻撃は届かず、自分は合気道による攻撃ができる。ゼロレンジでは、相手とくっ付くギリギリで、滑るように戦う。
合気道に不向きな間合いがあると考えるのではなく、そういう間合いで戦わないことである。もし、そういう間合いに成ったら、ロングレンジまたはゼロレンジにして戦う。