ガレコレ
Garage Collection
 
2014年11月21日(金)~23日(日)
I-O DATA Qwatch(TS-WLCAM) #■パソコン・通信

 今使っているノートパソコンでも、映像配信できないことはないが、それだけに使ってはいられない。

 Wi-Fiネットワークカメラ『Qwatch(TS-WLCAM)』(メーカー希望小売価格7,400円(税別)、発売日2012年12月下旬)を、4,931円(税別)で購入した。安くなったもんだ。

 先に、感触を述べておくと、十分に使える道具である。

 外出時のお留守番や、合気道場の練習風景を見てもらったり、海辺の自然学校に設置提案をしていこうと考えている。



 今回購入したTS-WLCAMは、店頭在庫限りになっている品物で、言わば型遅れであるが、試してみるにはちょうどいい価格である。後継機種は7千円台、上位機種は2万~3万円台となっている。

 映像だけで音声は無く、首振りもない。逆に、話し声が流れないので、目的次第ではこちらの方が良いかも。撮影位置が固定なので、使い方も簡単である。130万画素だが、後継機種や上位機種は、逆に100万画素にダウンしている。まあ、100万画素で、十二分ということである。

 カメラで撮影している映像を、インターネット上にあるI-O DATA社のサーバに送信している。視聴者は、このサーバにアクセスして、パソコンやスマホで観ることができるという仕組みである。これだけの機能を、初期費用5千円のみで利用できるとは、ありがたや、ありがたや。

 初期設定は、いたって簡単。たったこれだけ?という感じである。セキュリティ上、詳細公表は無用。ただし、マニュアルは、非常に解り辛く、理解に苦しんでいる。



 おそらく、すべて上手くいっていると推測できるのだが、カメラ設置のLAN内のデバイス(パソコン、スマホ)から、サーバに直接アクセスすることができない。ポートが二重になっているためと推測できる。お客さんのところで、後日確認しよう(中芸Pikara、OCN、Yahoo!)。



 LAN接続のパソコンにおいて、専用アプリ『Magical Finder』(かんたんIPアドレス設定ツール)で、ログインして、簡単に観ることができた。カメラのローカルIPを自動認識するだけか。ブラウザで、ローカルIPを直接入力しても同じだね。そういうこと。



 iPhone5cにおいて、専用アプリQwatchViewを起動、ログインして、「Wi-Fi:オフ」のG4通信で観ることができた。「Wi-Fi:オン」の場合、ローカル映像でした。後日、お客さんのところで確認する。iOSだけでなく、Androidでも同様に利用できるが、当方では確認していない。

(1) スマホの無料アプリをダウンロードして、インストールする。
(2) アプリを起動して、カメラの登録を行う。
(3) ユーザ名とパスワードでログインする。(アクセス権限は3種類)

 カメラ側における『共有の設定』は、下記の通り。

 [共有]
→[このカメラを共有する]
→視聴期間の設定(開始年月日時、終了年月日時、許可する曜日)
 [作成]
→QRコードの発行が完了しました。
 (URLアドレスをメールに添付することができる。)



 専用アプリを使わずに、ブラウザで直接アクセスする方法もある。iPhone5cにおいて、G4通信では利用できた。しかし、中芸Pikara経由では、スマホでもパソコンでも利用できなかった。ルータにおいて、パケットフィルタで制限されていない。先に述べたように、ポートが二重なっていて、利用できないと推測した。



 I-O DATA HP作成ツール『WebCluster』で、Qwatchが利用できるとあるので、Freeプランを申し込んでみた。案の定、無料版では利用できないんだね。
--
Qwatch(ネットワークカメラ)と連携!

LightプランまたはStandardプランへのアップグレードで、Qwatch(ネットワークカメラ)シリーズとの連携が可能に!

Qwatch(ネットワークカメラ)で撮影している映像をHP上で公開出来ます。

Light: 年額14,490円(税込)
Standard: 年額39,900円(税込)

※『ライブビューページ』はWebCluster Light/Standardプランのみの機能です。
※ライブ画像は、約5秒ごとに更新されます。

http://webcluster.jp/098.html]
--

 ライブ画像は、5秒ごとなので、定点カメラ仕様ですな。[匿名でログイン]を有効にすると実現できた。無効の場合は、ちゃんとログイン画面が出た。ダーダー漏れでは無いことを確認した。

※参考[Qwatchお天気MAP]
http://www.iodata.jp/product/fun/pickup/qwatch/map/index.htm

 仕組みが分かったので、『WebCluster』有償版は必要でない。自分でで、定点カメラ仕様のページを作成できる。

 それにしても、『WebCluster』の難しいこと。手前味噌になるが、ガレコレの『NeCoNote』は、小学生でも大丈夫だよ。



P.S. 中芸Pikaraにおけるアップロードの上限制限に引っ掛からないようである。データ転送量を調査中。

※1日あたりの制限値(上り30GB)を3回超過(違反カウント3)した場合、帯域制限を実施する。


P.S.2 特定のURLへアクセスすることで、認証を回避して、パスワードを含む内部設定情報を取得可能な脆弱性が存在していた。すでに、自動更新にて、ファームウェアを最新版1.12へバージョンアップした。

http://www.iodata.jp/support/information/2014/qwatch/


P.S.3 ビデオ設定を変更した。

解像度: VGA(640×480)・・・そのまま
最大フレームレート: 15→30
周波数: 東日本(50Hz)→西日本(60Hz)


P.S.4 動的グローバルIPでも利用できることが分かった。しかし、IP変更があった場合、カメラをリセットする必要があることを確認した。停電時であれば、ルータとカメラが、同時にリセットされる訳なので、問題はないと考えられる。ただし、インターネット接続業者の都合で、IP変更があった場合、カメラ側の設定はそのままなので、映像を観ることができないことになる。


P.S.5 ネットワーク接続ハードディスク「LAN DISK」(NAS: Network Attached Storage)に、映像を保存できる。しかし、高価である。後継機種、上位機種では、SDカード(最大64GB)が利用できる。


P.S.6 TS-WLC2(12,000円)は、マイク・スピーカー付き、microSDカード(最大64GB)、暗視機能付き。動画フォーマットが、H.264(またはMJPEG)なのが素晴らしい。固定式で、首振り機能が無いだけで、完璧である。ただ、マイク有りって恐いよね。昔、不必要だったら、物理的に切断していたよなあ。

P.S.6-2 後継機種のTS-WLCE(8,900円)だけ、同時接続が最大4台までと記載がある。エントリーモデルだからか。見落とすところだったぜ。今回、これとの二者択一だったのだが、こちらを選ばなくて正解かな?
 
お問い合わせ
by Network Communication Note