2014年9月23日(火)
[483] 揺らぎ #■合気道19:00~20:15/岩瀬、新徳
テーマ1:『揺らぎ』は、攻防一体の必須要素である。手刀の接触により、軸が傾くだけでなく、軸がずれる。最初から軸を傾けたり、軸をずらすのではない。相手にも、自分にも、同時に起こる。相手と自分が交わることのない世界への入口である。
テーマ2:相手の体の中程を抜かれた感じ。陰の奥義『達磨落とし』の効果と一致する。止まる足と浮く足が、要素の1つである。新徳くんが、自らその感じや手順を説明し出した。再発見とは、実にいい徴候である。
【流し表】
・揺らぎで、自分の体が退いたところに、相手が入ってくる。
・揺らぎとは、相手と自分のそれぞれの軸が傾きずれて、共有軸が生まれる過程である。
×相手の攻撃を避けるだけではない。
【一本取り】
・自分の視線で、相手に共有空間を意識させる。
【一教表 押し倒し】
・突手取りで行う。
・両手刀で、相手の突きを挟む。
・手刀を立てる。
・下の手刀で、相手の腕に絡む。
・相手の拳(刃)は、自分の肩の外側にある。
×肩からあまり離すと、相手の自由度が高まる。
・上の手刀で、相手の肘裏にお辞儀する。
・同時に、揺らぎが起きる。
・相手の体は、心臓の表面を攻められて、浮く。
・自分の体は、相手の正面から退く。
※いずれも、心臓を意識して上澄みが移動するが、心臓本体に掛けるのではなく、心臓表面を含む体の前後左右半分に対して掛ける。
・体を開く。
・相手の体の外側に、共有空間が生まれる。
・一本取りとは逆の位置である。
・共有空間には、互いの実体の一部が含まれる。
・相手の肩口から脇を含む。
・上の手刀は、滑らせて、相手の手の甲の上に置いておく。
・相手の腕を攻める。
・下の手刀で、相手の肘を浮かす。
×相手の肘や肩を突き上げるのではない。
・相手の手首の部分に隙間ができるので、指を入れて包む。
・相手の腕を反して、押し倒す。
・相手の肩を閉じてから、開く。
・相手の腕は、縦から横へ倒れる。
×復元力のない傾きである。
×回転や捻りではない。
×たくさん倒れれば良いというものではない。
×相手の腕をねじ伏せるのではない。
・節目間は、蒲鉾の軌跡で移動する。