2014年8月13日(水)
まんだらけ、万引き犯の顔写真の公開中止 #警察・交通 「警視庁の要請より、顔写真の公開は中止させて頂きます」ということになった。
万引き犯の写真公開は、『恐喝未遂』『名誉毀損』の恐れがあるという。いわゆる『自力救済』を認めると、良からぬ輩が蔓延るという建前から、そのように判断される。
ならば、警察が証拠を検証して、早い段階で顔写真を公開すべき。警察が棚上げにしているのを店側が感じて、強硬に出て、物議を醸し出しているに過ぎない。
なお、インターネット掲載が問題という意見には笑止。店内に掲載されれば、第三者が写真を撮って、ネットに上げるって。
ああいう業界では、ブラックリストが写真と共に存在しているはずだ。笑い話だが、カレーライス1.5kg挑戦クリアーで記念写真を撮るのだが、後日、チェーン店で再挑戦を断られたことがあった。メガネも髪型も変わっていたのに、御見それしたことを思い出す。
トドロも、高知市横内のアパートに住んでいたときに、自宅から自転車を盗まれたことがある。すぐに交番に届けたが、鍵を掛けていたかとか、捕りやすいところにあったのではないかとか、こちらが犯罪者扱いである。調書を作成しただけで、警察は何もやってくれない。というより、最初から解決する人手・機能・能力・センスがないのに、頼りにしていることが、そもそもの間違いである。泣き寝入りが現実なので、自力救済を認めるべきというのが、持論である。
盗まれたことより、警察の姿勢に頭に来たので、自分の足で周辺を歩いて、半日かけて見つけた。絶対に見つける自信みたいものがあった。スーパーの車の駐車場の端に、不自然に置いた自転車があったので、ピンと来た。鍵は壊されていたが、自転車は無事であった。おそらく、そこでよくたむろっていた若者が、みんなで乗り回すために盗んだのだろう。警察も、まじめに巡回していれば、これくらいのことはできるよな。もとい、センスが足りなければ、できないか。
この自力救済で、争いになって向こうが武力を振るってきた場合、容赦なく叩きのめす覚悟で臨んだ。あの警官には、そういう覚悟は無い。この件に関しては、これ以上深入りせず、その後自転車が盗まれることもなかった。自力で取り返したことで、犯人に覚悟が伝わったと勝手に解釈している。
この物差しは、法治国家と称する日本では完全に反社会的なのだろうが、様々な問題解決に関して、日本人の感覚が現実からずれてしまっていると感じている。初めから他力本願では、絶対に好転しない。
また、自分の身に火の粉が降りかからない限り、無責任な否定的な発言は当たり前のように交わされている。原発犯罪が最悪の例である。国策で進めてきた輩の勝手な行動を無視するなかれ。2回目の福島があれば、浮上不可能になる。制裁を受けることを考えない鈍感な国になってしまっている。
話を戻そう。まんだらけの事件は、覚悟を示したものと認識する。犯人本人からは連絡は無いが、母らしい方から連絡があったというので、運よく不時着すれば、それに越したことは無い(P.S.いたずら電話だったとのこと)。過ぎたるは、猶及ばざるが如しなので、落としどころは必要である。
P.S. 万引きをその場で押さえれば構わないが、逃がしてしまい、顔写真を公開するのは自力救済や名誉毀損に当たり違法というのは、法律の矛盾である。この顔にピンと来たら110番だろう。人込みで蠢く都会では、隣の人が犯罪者であることも多々あることを、良く考えてみたまえ。容姿など、何週間も経ってしまえば、変えることが出来るんだよ。旬な情報を活かさずして、何が捜査だ。
そして、万引きでも、人を自殺に追い込めるんだよ。現行の個人情報保護法を、将来見直しに迫られたときに、何と馬鹿げたことをやっていたのだと反省することになると断言する。個人情報保護に詳しい先生方は、現行法の解釈の方が違法であることを何故追求しない!
P.S.2 まあ、警察も、あまり強引にやると問題も起きよう。学生時代に、トドロも冤罪で、めちゃくちゃにされたことがあるのでよく分かる。静岡県藤枝署の担当の警官からは謝りはなく、上司が謝ってくれたが、何ともいい加減な捜査とひん曲がった根性であったか。警察は、あとの地均しを全くやってくれないことは、言うまでもない。
P.S.3 今後も、この件については、ウォッチしていく。警察が犯人を挙げることができなければ、初動捜査に問題があると指摘できる。そもそも、事が大きくなるまで、具体的な捜査が行われていたのかも怪しい。警察への被害届が形骸化していることの方が問題であり、メディアはそちらを追求するのが本筋だろう。