2014年7月19日(土)
[468] 歩み #■合気道19:00~20:40/岩瀬、新徳、黒岩
【テーマ】久しぶりに、歩みだけで1回を潰した。歩みは、当道場で伝える術の根底となるもので、これをある程度修得すると、飛躍的に技等の練習が充実すると感じている。まあ、丸1回やっても、歩みの要素の半分にも触れない。しかし、幾つかの重要な術を再確認できた。
なお、『無重力空間』改め、『微重力空間』とした。
故師範の遺言のようなもので、「奥義を修得することに、時間を使いなさい」を実践しているつもりである。本質は何かと問われて、しどろもどろしているようでは、常日頃から本質は何かと自問自答していないということである。
【歩み】
・足裏三点で立つ。
・足裏三点とは、拇指球[ぼしきゅう]、小指球[しょうしきゅう]、踵点[しょうてん]である。
・それぞれの点を、アーチ状に結び、足裏を立体的にイメージする。
・拇指球と小指球をまず着き、わずかに遅れて踵点が付く。
・踵点をまず離し、わずかに遅れて拇指球と小指球が離れる。
・腰幅の二本線を、綱渡りする。
・自分の心臓が、左右に自然に揺れる。
・片足立ちで、体が立っている足側に自然と寄るのと同じ理屈である。
・極小の半身の切り替えが行われている。。
・左右の手刀が、手の分だけずれている程度である。
×自分の頭、上半身を、意識的に揺さぶるのは間違い、。
×自分の頭、上半身を、ぶれない様にするのは間違い。
・意識ベクトルである踵点~足の薬指が、綱に一致する。
・内向きに、小さな力が貯まる。
・足裏を外して、力を開放すれば、斜め前に自然と進むことができる。
・足裏を固定して、力を開放すれば、斜め後ろに自然と体が開く。
×いずれの開放も、腰の捻りを使えば台無しになる。
・前後の移動も腰幅程であり、運足の足元に正方形が見えてくる。
×袴の裾から足指が、不用意に見えてはいけない。
・心臓を前に出すことにより、上澄みが傾く。
・水平もしくは上気味で出すと、体の重みにより、丁度良くなる。
×心臓を適切な位置まで傾けようとすると、必要以上に上澄みが傾いてしまうようである。