2014年6月14日(土)
[460] 正面打ち 表 #■合気道18:50~20:40/岩瀬、新徳
テーマ:正面打ち表の受けは、一見払い巻き込みのようだが、考え方を変えないと一生できない。
今回は、さすがに習得できないだろうと踏んでいたが、きっちり最後の5分でまとめてくる。手刀に関しては、自分も相当研究してきているが、こうも吸収が早いと、追い付かれるのも時間の内かもしれない。
下積みの3年間が効いていると思う。これは、術や技を習得するというより、自分が伝えたいことを理解しようと、飽きもせず努力した賜物と考えている。これは今の自分にも共通しており、加えてどう伝えればよいかを真剣に考えている。偉なったのうと言われそうだが、伝えたいものを育てる過程において、もっとも本質に近いと実感しており、一人では『伝』を育むことは難しい。
【正面打ち 表】
・相手の正面打ちに、手刀を下からあてがう。
・相手の肩口のラインまで、緩やかに押し込んでいる。
×相手の外側まで押し込んではいけない。
×手刀で、払ってはいけない。
・手刀を立てて、流す。
・相手の手刀の上に、自分の手刀があるが、くっ付いて離れない。
・薬指が主力であることで、手刀の中に一回り小さな手刀が生じて、小指と仮想第六指が、相手に染み込む。
×小指が主力では、相手を弾く。
×相手を押さえ付けてはいけない。
×自分の脇を開けることで、調整してはいけない。
・レ点の返しで、自分の体がいたところに、相手の上澄みをいざなう。
×自分の体があるところに、相手を呼び込んでしまうのと、ニュアンスが異なる。
・相手の心臓の表面の2本ライン間を移動する。
・手刀の向きも、相手の心臓の表面を攻める。
・相手の体のライン間の移動は、蒲鉾の軌跡で行う。
×平らではいけない。
・心臓の表面間では、意識的瞬間移動の術も併用する。
・相手の正面打ちを導入としているが、横面打ち、突きではストレート、フックでも同じであり、短刀で攻められている心構えで臨む。
・最終的には、長刀を想定する。
△銃を想定するには、完全に実力不足なのは、あしからず。
【技】
・技の途中における『緩い極め』を意識して行う。
×緩い極めを行わず、スピードアップで捌いても、相手の反撃とドッコイドッコイである。
・小手返し:脇の閉じ→上澄み→レ点→緩い極め→レ点→投げ。
・四方投げ:脇の閉じ→上澄み→レ点→緩い極め→転体→レ点→投げ。
・順序立ててみると、ほぼ同じであることが分かる。
・→を用いて記述することが多々あるが、各部分は重なっており、この次にこれをやるということではなく、発動の流れを示している。