2014年4月26日(土)
[448] 流し #■合気道17:00~18:40/岩瀬、黒岩
テーマ: 流しにおける手刀の位置と向き
【流し表】
・手刀が相手に触れるとき、二本線から一本線に移る。
・相手に対して30度程度で、丸みを帯びた半身になる。
×90度で、横向き自然体ではない。
・手刀の位置と向きは、相手の肩口のライン。
・相手の脇は、開く。
※今回は、親指の抜きには拘らなかった。
・レ点の返しを行う。
・手刀を立てて、手刀の方向を相手の脇のラインにする。
・相手の脇を閉じる。
×攻めすぎてはいけない。
・薬指の第二関節で、軌道をつくる。
・手刀を立てて、相手とのテンションを保つ。
×手刀は傾くが、水平に寝かさない。
×掌底で、引っ張らない。
×指先の方向に、回さない。
×外側に、膨らまない。
・手刀の向きは、相手に対して120度程度を通過する。
・外側にも、共有空間ができる。
・外側の共有空間を膨らませ、内側の共有空間を拉げる。
・レ点の返しだけではないが、手刀→体&手刀→手刀を意識する。
・手刀だけの遊びの時間が必要である。
△常に体&手刀だけでは騙しと誘導が成立しないが、初心者には、そのように教える場合がある。
×手刀が遅れたり、体の開きが遅れたりしてはいけない。
【剣の素振り】
・束に、手刀を被せる。
・親指と薬指で、ずれた輪をつくる。
×親指と人差し指で、閉じた輪をつくってはいけない。
×横から掴みにいってはいけない。
・手刀間を開ける方法で行う。
・束頭に、小指を半分だけ掛ける。
・墨壺→筆抜き→兜摺り→当て置き(起筆)→斬(送筆)→(収筆、終筆)
×兜摺りのところで、剣を立ててしまってはいけない。
・当て置きまで、手刀と剣が一体化して伸びていく。
×当て置きから剣を伸ばしてはいけない。(単なる振れになる。)
・手刀は、ずれたり一致したりして、各々役割が異なる。
×両手刀を常に一致させるのは、無理が生じるし、意味が無い。
・束頭側の手刀が指1本で先行する。
・剣の刃は、自然に若干斜めになっている。
×無理にまっすぐにしようとしない。
・当て置きで手刀が一致する。
・剣の刃は、垂直に立っている。
※剣の振りの途中で、剣をまっすぐに立てないというのに、異論が紛糾すると思う。体のつくりを考え、合気道を理解していく内に、この非常識とも思える域に辿り着いた。合気道の修練は、常識からの解脱が必須であり、これを確証に昇華する作業である。一言で言えば、奥が深い。