2014年4月5日(土)
[442] 天地投げ #■合気道19:00~20:20/岩瀬、新徳
テーマ: 手刀の移しを、天地投げに繋げる。共有空間、共有軸、手刀の反しを習練する。
【手刀の移し】
・相手の心臓の表面を前の手刀の甲で、同じ側の相手の脇を後ろの手刀で攻めて、空間をつくる。
・相手の上澄みを取る。
・攻めるといっても、解放の手刀で、指先が向く程度である。
×間合いを詰めない。
・当分は、ロングレンジで行う。
・ミドルレンジの場合、共有軸を自分の体内に持つ。(中級)
・0レンジの場合、共有空間と共有軸は、別々の場所にある。(上級)
・相手の心臓を山越えして、空間を左右反対に移動する。
・半身も左右反対になる。
・手刀の前後は、指がずれる程度である。
・相手の体が、手刀でつくる空間によって、無重力空間に浮くように固定される。
【天地投げ】
・手刀の移しで、相手を崩す。
・前の手刀の甲が、相手の心臓表面のラインになる。
・後ろの手刀が、相手の脇のラインになる。
・前の手刀の平が相手の心臓表面のラインで、後ろの手刀の平が相手の心臓表面のライン。
・相手の心臓を、両手刀で触れていることになる。
・これが、面摺り捌きである。
×手の平が触れて、空間を潰してはいけない。
・手刀は上下に分かれていくが、指先が向かうテンションを保つことが重要である。
・指の第二関節で捌くとよい。
×手の平や掌底で捌いてはいけない。
・前の手刀は相手の肩を開いていく途中であり、後ろの手刀は相手の肩を閉じたところ。
・両手刀で、相手の肩を開く。
・相手の脇のライン、相手の肩口のラインを丁寧に攻める。
・相手の心臓を、無重力空間に解き放った感じである。
・前の手刀は、相手のそちら側の足裏が剥がれるように、波頭が崩れる。
・後ろの手刀は、相手のそちら側の足裏が引っ付くように、指し示す。
・両手刀とも立てておく。
×手刀を寝かせては、相手が安定して、力が生じてしまう。
※相手の『肩の開閉』は、蝶番のようにすることが肝心である。
・相手の脇から肩口へ、肩口から脇へ、手刀は丁寧に瞬間移動する。
×相手の肩を、突き上げるのではない。
×相手の肩を、回すのではない。
×相手の腕を、引っ張ってはいけない。
×相手の腕を、押してはいけない。
×相手の腕を、振り子のように振ってはいけない。
※『手刀の反し』とは、船の舵取りのようなものである。
・手刀を立てたまま、指先の向きのテンションを保ちながら、左右に斜めになる程度である。
×手首の回転ではない。
×手刀を立てる、寝かすのではない。
×手刀を反転するのではない。