2014年1月18日(土)
[423] 山越え #■合気道19:00~20:30/岩瀬、新徳
テーマ:『山越え』は、合気入身投げを元に開発したものである。術が満載で、ほぼこなせてから、合気入身投げの技をやろうと考えている。しかし、基礎だけでは、なかなか感覚が磨けないのも事実で、合気入身投げを本格的に行ってみた。
【歩み】
【流し】
・相手の肩の外側表面、脇、心臓の表面の6ラインを手がう。
・[体+手刀]→[手刀]→[体+手刀]を繋げて行う。
・中の[手刀]は糊代で、相手の反応や復元力を引き出す。
×1つ1つ区切っては、面白くない。
・手刀と足刀の向きを、一致させる。
※熟練者になれば、バラバラでもできるような練習も行う。
・レ点の返しで、転体する。
・相手の上澄み(近)をもらう。
×遠いほうをもらっては、相手の足も出ず、力で振り回すことになる。
=相手を動かすときには、得てして、手刀で触れているほうと逆のほうの上澄みをもらう。
・返ってくるときに、自分の体が、相手の出足を邪魔するぐらいで、空間に少しだけ入る。
×入り過ぎてはいけない。
【山越え】
・相手の肩の外側表面のラインを、手刀がスッと上がってきて、相手の腕に到達する。
・言うならば、五合目である。
×相手の腕の横から当ててはいけない。
・手刀を五指で立てて、相手の脇のラインに山越えする。
×手刀を寝かせてはいけない。
×親指と四指に分かれて、相手の腕を掴んではいけない。
・相手の肩を折り畳むイメージ。
×相手の肩を突き上げるのではない。
・これも、一種のレ点の返しである。
・相手の腕を、手刀で滑らせるときに、相手の心臓の表面(近)のラインに、手刀が向く。
×手刀の向きが、相手の腕と垂直では、初めから外れている。
・手刀が、相手の腕から、チュルンと外れる。
・剣の弱点を開放して、大きなやじろべえの復元力により、相手を浮かせ、無重力空間にいざなう。
×相手の腕を、完全に滑り切ってからではない。
・相手の腕および上澄みの半分を手にしたときに、反対側の上澄みに働きかける。
×手にした相手の腕を、そのまま巻き込んではいけない。
・ゼロレンジの空間に、相手を滑り入れる。
×遠心力で、相手を振り回すのではない。
・手刀を軌跡に対して開く。
・開いた空間に対して、レ点の返し。
・相手の心臓表面(遠)のラインに、白波が被っていく。
×手刀が、外を向いてしまってはいけない。
×相手の外側から来るのではない。
・最後は、上澄みの近いほうをもらって、崩す。
×遠いほうをもらってはいけない。