2013年10月15日(火)
[399] 流し表/一教表 押し倒し #■合気道19:00~20:30/岩瀬、新徳
○テーマ:手刀と足刀
詳細を身に付け、レベルアップ。力でなく、術で戦う。力を捨てなければ、高等な術は生まれ育たない。体格にそこそこ恵まれている自分にとっては、自戒としている。
【流し表】
・ようやく、新徳くんと持ちつ持たれつ片手持ちで流しを行う。
・イメージが形成される前に、実を中心に練習すると、細やかなところがいつまで経っても見えてこないのではと考えている。新徳くんには、あえて流しの単独動作を3年間続けてもらい、イメージを限りなく理想に近づける手法を取っている。ある意味、了解しているモルモットである。彼独特の吸収する喜びにより、とっとと強くなりたいとか、この辺りで十分といった妥協的感覚を抑えることができていると思うからこそできる手法である。今日、本格的に片手持ちで流しを練習するに至った。頭で分かっていても、体が自然とおかしなことをやっている。実の練習はこれからである。
・手刀のように、足も薬指や指先を意識すれば、足刀と言える。
・手刀と足刀がリンクする。
×同時に動くのは間違い。
・心臓の動きに従う。
×腰を切ったり、捻るのではない。
△当道場では、現段階の練習で『腰回し@光輪洞系』という用語を廃している。腰回しの要素は掴みつつあるのだが、人にきちんと伝えることができないばかりか、勘違いへ導いてしまう。苦渋の決断で、次元を一つ落としての練習と考えて欲しい。
・転体の際、足の指先が進むように行う。
×親指や踵や足裏全体で、軸を作って、捻るのではない。
×足を引いたり、振り回したりしない。
・顔を進行方向に振り向いて行うと、不思議と上手くいく。
・首から抜けていく小さな渦が、体全体を調和してくれる。
×この手法も、力強くやってしまうと、得てして手が遅れる。
×上下相髄という響きに騙されて、同時に動いては滑稽。
・手刀は、相手の心臓側部表面近→遠→スッと相手の袖の下。
・五指で行う。
×引っ掛けるのではない。
・手刀の上で、相手に浮いてもらう。
・相手にとっては、自分の手刀を追い越しそうなイメージ。
・実は、ピエロの大玉の術と大きなやじろべえの術。
【一教表
押し倒し】
・流し表を導入として、一連の技で味わってみる。
・縦と横のレ点の返し。
・手刀の反しは、相手に自分の手刀を巻き与える。
・ヨーヨーのように、巻き戻る感覚。
×手刀を回したり、切ったり、押したりしない。
・相手の肘と肩を浮かして、90度の空間を入れ替える。
×相手の肘と肩を突き上げるのではない。
・これはあくまでも外から見た事象だが、このとき相手と自分の感覚に何が起きているのか感じて欲しい。
・相手の肩を外してから、空間をひしゃげて、押し倒し。
×相手の肩が極まったままでは、力技。
・1つの技で、相手の心臓側部表面の遠近を、何度も行ったり来たりする。
・0.2秒の『神の時間』の積み重ねと直結している。
×片方だけで続ける技は、どんなに流れが綺麗で繋がっているように見えても、相手に掛かってもらっているに過ぎない。