2013年7月6日(土)
[373] 一教裏 引き倒し #■合気道 右半身片手持ちより『一教裏
引き倒し』を題材に、相手の心臓側部表面の手がいを練習した。
脇
心
| (1)心臓右側部表面:手がい、凧の糸、扇の開き
| (2)右脇:手刀の抜き、入身、山越え、肘に添え
| (3)心臓右側部表面:剣の両手刀
|(4)心臓左側部表面:レ点の返し
| (5)心臓右側部表面:浮かし
| (6)右に外す。
(1)相手に持たせるときに、相手の心臓右側部表面を手がう。手刀で押すのでもなく、引くでもなく、扇を広げるように自分の体で、繋がりが張っていく。
(2)相手の右脇では、4つのことを手順通りに行う。一度にやってはいけない。このとき、相手を押してはいけない。入身のときに、相手との繋がりが緩んではいけない。
(3)相手の心臓右側部表面まで相手の腕を進める。相手の体や芯を押すのではない。相手の腕の芯を回すのでもなく、腕の表面を撫でて、弱い手刀になる1/4芯を回す。両手刀は、剣の素振りと同じく、役割に応じて主と副で、始めはずれて、途中から合わさって動く。
(4)相手の心臓左側部表面まで、両手刀を通じて、相手の腕を進める。この位置を過ぎてはいけない。レ点の返しにより、同じようには戻らない。
(5)相手の心臓右側部表面まで、相手の腕を戻したとき、相手は前方へ浮かしに嵌る。ここを単に通り過ぎてはいけない。
(6)相手の右まで相手の腕を外す。巻き込むのではなく、ひしゃげる。
基本は、右左右(左右左)の3ステップである。脇への外しを入れた場合、5ステップとなる。力や速さがあれば、1ステップや2ステップでも良かろう。浮かしが、合気道の妙といえよう。
上記の番号は、手刀の位置で振っている。イベントごとに番号を付けると下記のようになる。まあ、番号ごとにきちんとやってしまうと、流れが死んで、相手の心臓への効果が薄れてしまう。あくまでも参考までに。
[1]
手がい、凧の糸、扇の開き
[2]
手刀の外し
[3]
入身(半身の切り替え)
[4]
山越え五合目
[5]
肘に添え
[6]
やじろべえ、剣の弱点、レ点の返し1
[7]
レ点の返し2
[8]
浮かし
[9]
外し、ひしゃげ
[10]
引き倒し