2024年1月6日(土)
工程と効果 #■合気道
当道場の教え方は、『型を教える』のでも、漠然とした『流れを教える』のとも異なります。単なる言葉の綾かも知れませんが、『工程と効果を教える』としています。
型や流れは『基準』として教えますが、『基本』とは考えないように、促しています。
また、『円の体捌き』『円転無窮』と言った代表的な言葉から『正円』を思い描きがちですが、誤りを導いてしまうと感じています。正円では、自分の腕や相手を振り回しているに過ぎません。波/楕円弧/放物線/渦を用います。
「相手がどう感じているか」が最重要です。相手や状況を判断して、間合い/軌跡/速度/手刀/体捌きを研究してみて下さい。
等速運動ではなく、落下に見られるように、等加速度運動を上下だけでなく前後左右にも使います。擬似的に相手を浮かせたり、物凄い勢いで動かされた感じを与えます。
相手と自分を微重力空間にいざなうことで、相手の力を削ぎ、同時に相手に力を出させません。相手の力を流すという言葉だけでは、言い表せません。
【正面打ち/突き 表技 一教押し倒し】
<工程>
・効果
:要点
▼流し(入身転体表)
<肘触れ>
・相手の攻撃に対して干渉して、軌道を変える。
:下から触れて、相手の外側斜め後ろに差し入れる。
<波乗り>
・
:手刀を波頭にして、相手の腕を押し出す。
<への字絡み>
・相手の腕がこちらに向かって来にくい。
:自分の肘がへの字の頂点。
<浮かし>
・流し以降に繋げる。
:手刀の親指を天に向ける。
▼表技 一教押し倒し
<目隠し>
・
:相手の肘を反すのではない。
<涙拭き>
・
:相手の手首と肘を水平移動。
<滝壺(飛び込みを改め)>
・
:相手の手首と肘を同じ高さのまま自然落下させるが、手首の方が早く落ちて、相手の腕が伸びる。
<突っかい棒>
・
:相手の側面から支える。正面からではない。
<外し>
・
:相手の体を壁として。相手の腕を反射。
<への字開き>
・
:への字の頂点である相手の肩が潰れ沈んでいくイメージ。
<釣り針>
・
:相手の親指が地を向き、人差し指と中指の二指のみで相手の手首橈骨を釣る。握って引っ張るのでも、肘を押し潰すのでもない。
<押さえ>
・
:相手の体-肩-肘-手首が、それぞれ逆への字で極まる。
【正面打ち/突き 裏技 小手返し】
<工程>効果:要点
▼流し(入身転体裏)
<肘触れ>
・
:
<山越え>
・
:
<への字絡み>
・
:
<浮かし>
・
:
▼裏技 小手返し
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