ガレコレ [Garage Collection]
2022年10月12日(水)
[1109] 公開練習19時~@ガレコレ店舗 #■合気道
【合気上げ】

・『呼吸力の鍛錬』とは別と考えて下さい。手刀の上げからどうやって崩しに繋げていくのかを練習しています。

・手刀は、相手の内側に行儀良く前ならえしているのではありません。斜めに上げたり、水平に戻したり。両手刀で挟まれた空間が、萎んだり、膨らんだり。相手の腕に、半分潜ったり、半分乗っかったり。

・相手の肘を動かします。相手の肩をしゃくりますが、最終的には相手の心臓左右表面に働きかけています。

・相手と力がぶつかる前に手刀を落としても、効果は得られません。



【突き 裏技 背面落とし】

・相手の肘に触れた手刀は、相手の腕を離れることなく、相手の肩まで滑らせます。相手の動きを緩慢にさせ、深く入身できる安全通路を作ってくれます。

・先に、反対側の手先を相手の肩に乗せます。

・<子泣き爺>のように、相手の両肩に両手先を乗せ、相手の背中に両前腕を付け、相手を少し前に傾けます。押し過ぎては、背面倒しにはなりません。

・相手の両肩を、いきなり引っ掛けるのではありません。

・相手の背面に完全に回り込む引き足に合わせて、相手の復元をもらい、相手を棒立ちにさせます。

・相手の体の背中側を、垂直に落とします。相手の踵の後ろ縁側に、重さを乗せると良いでしょう。左右の手刀の位相は、ずれています。

・<合気上げ>の要素を応用して下さい。

・氷の表面を滑りこける様になります。練習では手加減が必要になるかも知れません。



【掛かり稽古】

・掛かり稽古は、もどきですが、3回目ともなると、迷いが少なくなったと感じられます。コロナ後に、広い体育館で、もどきを外せる様に練習しましょう。

・呼吸投げ、入身投げに加えて、背面落としも『導入技』です。

・背面落としが上手く掛からなくても、相手の裏に入身できていれば、『変化技』は無数にあります。流れから、入身した反対側から技を掛けることになります。入身投げ、側面入身投げ、一教押し倒し、三教小手捻り、五教手首極め、六教脇固め、小手返し等々。

・グダグダになってしまったときは、小手返しが有効です。最後まで技を掛けて終えて下さい。

・実戦では、相手もそう簡単には裏を取らせてくれません。表技を裏技よりも多めに練習して下さい。

・完全な技→完全な技→完全な技と繰り出すのも良いのですが、相手を起こすだけ、反らすだけ、前のめりにするだけ等、崩す『繋ぎの動作』を入れてみて下さい。

・掛ける技を決めて身構えて相手を待つのではなく、構え無しで相手にフラッと近づき、<影踏み>等で間合いを狂わせます。

・多人数取りでは、ひれ伏した相手を壁にするだけではなく、踏み付けて通り抜けて活路にもします。練習では、危ないので辞めておきましょう。

・押さえ技は、新人には一教系しか教えていないので、近日中に、三教小手捻り、五教手首極め、六教脇固めを教えます。関節技ですが、流れを重視して下さいね。



P.S. 休憩時、多人数取りや構えや戦法の話から、『示現流』や『天然理心流』の話に至りました。

 集団で戦うときは、あえて動きを単純化して、同期しやすくすることが大事です。刀を縦横無尽に振り回すことは、時と場合により、味方の邪魔になることもあります。
 
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