ガレコレ [Garage Collection]
2022年9月28日(水)
[1107] 公開練習19時~@ガレコレ店舗/乱取り #■合気道
 『突き 表技 小手返し』を2種類練習しました。今日は、新人一人が休みなので、続きは来週に持ち越すことにしました。



【突き 表技 流し 小手返し】

 流しのあと、相手の腕を相手の体に押し戻して反射させます。その際、<心臓表面のライン><相手の肩のしゃくり><レ点の返し>を使います。反射のあとの水平移動は小さく行います。



【突き 表技 入身 小手返し】

 やや強引にも見えますが、入身で突きを躱していく場合を想定しています。振り子にならないように行います。



 後半の練習では、新人が今まで集中して習った4つの技(呼吸投げ、入身投げ、押し倒し、小手返し)で、『突き 掛かり稽古』を試してみました。

 1種類だけの技の反復練習では気づかなかった難しさを感じたと見受けました。狙いは成功です。



【突き 掛かり稽古】

 『乱取り(掛かり稽古)』をやらないと、武道の稽古とは呼べません。まずは、多人数取りである必要もなく、約束組手で構わず、手加減してやって下さい。

 なお、大学部活でやっていた『三分間掛かり稽古』『二段掛け』『円陣』は、目的をより明確にしていれば、もっと良い稽古になっていたと考えます。特に、故師範からは「円陣で練習しろ」と強く言われてました。

 難しさの理由に、どの技を掛けるか決断するタイミングがあります。技を決めて相手の攻撃を待つのか、どの技にするのかを流れの中で閃くのかでは、大きく違います。試合をやれば、気付くことでしょう。



 自分は、次のようなロジックで、技を繰り出しています。


①表技/裏技

 相手もそう簡単には裏を取らせてはくれません。表技の練習をおろそかにしてはいけません。

 当道場では、突き・打ちに対して、表技も裏技も、相手の肘(または前腕・手首・手先)に触れることから始めています。相手の肘に触れる直前の感覚・状況で、②の技を決めています。


②呼吸投げ/入身投げ

 『導入技』と考えています。まず、どちらかの技を掛けてみます。この2つの技だけでも十分戦えます。

 『裏技 背面落とし』は、新人にはまだ教えていませんが、この段階の技です。

 麻雀に例えると、技を役として、②はピンフ、タンヤオ、チートイツと言えば、分かってもらえるでしょうか。麻雀と異なり、合気道では上がれるときに、即、上がりましょう。


③押し倒し/小手返し

 ②からの『変化技』と考えてみて下さい。相手を腹面に倒すのか背面に倒すのかを、感じて下さい。



 相手を倒すまで、技を繰り出してみて下さい。崩して技を掛けるのですが、技を掛けて崩れたところに技を掛けます。そうやって実戦に近づけていきます。

 一教押し倒しのつもりが、三教小手捻り、五教手首極め、六教脇固めになったりします。小手返しのつもりが、四方投げになったり、入身投げに戻ったりします。バリエーションの変化、別系統の技に切り替えることも有効です。
 
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