ガレコレ [Garage Collection]
2022年9月7日(水)
[1104] 公開練習19時~@ガレコレ店舗 #■合気道
【突き 裏技 側面入身投げ】

・各カウント名は、次の通り。
①肘触れ「ペチョン」
②山越え「チュルン(前半)」
③軽いおひけえなすって「チュルン(後半)」
④飛び込み
⑤天上げ
⑥アゴ弄り
⑦壊れた蝶番
⑧入身
⑨首周り
⑩肩乗せ
⑪投げ

・③軽いおひけえなすってでは、④飛び込みの際に、自分の腕が相手の腕を越えやすくなる程度に、手刀が相手の腕を「チュルン」と滑り落ちます。大きくは崩しません。

・④飛び込みでは、単に自分の腕を相手の前に入れるだけではありません。脇で相手の二の腕を咥えて、自分の体の小さなお辞儀と触れている手刀(手の平/前腕)の押しを相手の腕に伝えて、相手を少しお辞儀させます。

・⑤天上げへの切り替えは、反射であり、こねくり回すのではありません。

・⑥アゴ弄りでは、手刀(前腕/肘/二の腕)を相手のアゴに乗せ、すかして喉元に落とします。

・⑦壊れた蝶番では、相手の内側鎖骨に二の腕を乗せ、相手の上部背面内側に、壊れた蝶番を作ります。肘で押し込んでは、強過ぎます。いきなり相手の首を刈るのは、力技です。

・⑧入身が、入身投げの名称の所以です。自分の体を相手の体に浴びせて、相手の軸を扇状に少しずらします。水平移動ではありません。

 また、先に手刀を進めては、行き止まりになります。入身で崩すのが先です。

・⑨首周り・⑩肩乗せ・⑪投げでは、手刀を相手の首を迂回するように相手の外側の肩に乗せ、手刀の返しで、相手の体の上部背面外側を、自分の側面に少し戻すようにして、相手の背面に飛ばします。



【片手持ち 表技 側面入身投げ(旧合気投げ)】

・各カウント名は、次の通り。
①入身転体(蒲鉾の軌跡×3)
②山割り「スー」
③(重量挙げの)クリーン「トン」
④入身
⑤首周り
⑥肩乗せ
⑦投げ「ヒラ」

・持たせた手刀を完全には手解きせず(故師範は<手解き掛け>と呼ばれていますが、[手解き→掛け]と勘違いを誘う表現なので、<半手解き>と呼ぼうと考えています。)、手刀の腕と相手の体を融合させた型で練習します。完全に手解きする場合は、上記の技と同じく、相手のアゴを弄ります。

・②山割り、③クリーンでは、自分の腕で上から相手の鎖骨を削ぐように、手刀を手先・肘の順で置いていきます。いきなり投げ飛ばすのでは無く、一旦、相手の体の上部腹側内側を少しもらいます。

 手先は、こじ入れるのでは無く、手首を脱力で折るぐらいで、手刀が落ちる切っ掛けを作ります。

 肘は、軽くトンと置き、相手の内側膝裏に少し効かせるか、相手の心臓内側表面を前に少し出すかします。膝頭ではありません。どちらともか、どちらかになるかは、体格差や反応次第です。上記の技の⑦壊れた蝶番に相当しますが、手首の自由度から、自分の腕をバーに見立たくらいが丁度良いと考えています。

・最後は、重量挙げ(クリーン&ジャーク)が失敗して、バーベルが捻れのし掛かってしまう感じです。



P.S. 相手の体を、上部/下部(腰で分けず、心臓の底面で分けます。)、腹面/背面、内側/外側で、8分割します。

 詳細に言えば、内側/心臓/外側です。体の塊とみなす時に、心臓を内側・外側のどちらに含めるかによって、技の質が変わってきます。体を上下に分ける場合は、上部に心臓を含めます。重要なのは、心臓の左右表面・底面および大きさ・重さであり、心臓の中心ではありません。



P.S.2 手刀が触れる部分に力を込めるのではなく、その奥の部分や少し離れた部分に働きかけます。
 
お問い合わせ


by Network Communication Note