ガレコレ [Garage Collection]
2022年8月17日(水)
[1101] 公開練習19時~@ガレコレ店舗 #■合気道
 教える技を一通りやったので、今回から詳細にやっていきます。

 第一弾は、やはり一教 [Lesson1] です。



【片手持ち 表技 入身系 一教押し倒し】

 『一教表』では、故師範が呼ばれていた『中間型』で投げ飛ばしていたものです。現在は、合気道一般の『押し倒し』で練習しています。道場生が受身を十分に習得していないこと、自宅道場が狭いことが理由です。

 『相手の腕』を利用して、『攻防一体』を実現します。相手の腕の位置により、相手自身に足や体の動きを忘れさせて、盾として反対側の腕による攻撃を出しにくくして、防御します。相手の腕に力が入らないように捌き、相手の腕の重さ・向き・角度・ずらしで、相手を崩します。

 なお、技の名称になっている関節技は、最終のとどめ、または、途中の極めであり、関節技の痛みで崩すのではありません。



①入身転体
・<蒲鉾の軌跡>を2つ繋げて、入身転体して、相手を前のめりに流します。

②目隠し
・3つ目の<蒲鉾の軌跡>で相手を起こして、相手の前腕で相手の両目を覆います。
・相手の反対の肩が沈むように、相手の体を傾けます。[⑥への字開き]のお膳立てです。
・この段階は「相手の肘の方向に攻める」と表現されることがありますが、相手の肘が鋭角になったり、触れている側の相手の肩が上がったりしては、以後力技になります。

③涙拭き
・相手の前腕を、涙を拭うように、横移動させます。
・手刀の返しは、涙吹きの最後に残しておきます。
・この動きが味噌なのですが、分かっていても②の状態から相手の腕を引き落としてしまう傾向があります。

④飛び込み
・自然に水に飛び込むように、相手の手の甲が天で、相手の腕のベクトルで相手の体を前のめりにします。

⑤支え外し
・相手の腕を、小さく戻して、相手の目の前に何もない空間を作ります。
・大きく外しては、相手の体が起きてしまいます。

⑥への字開き
・触れている相手の腕の肩を頂点、反対側の相手の肩を書き出しとして、への字をイメージします。
・への字の頂点である相手の肩を凹ますように、への字の書き出しと書き終わりを開いていきます。
・への字の書き終わりだけを引っ張るのではありません。

⑦固め
・相手の腕が、相手の体に対して、少し鈍角に開きます。
・相手の腕に対して、自分の向きを合わせます。
・相手の親指が、地に向かっています。
・相手の肘を押して固定したあと、相手の手首を上げて極めます。(手加減して下さい。)



 練習の最後3ターンは、いい加減にやってみます。一つ一つ立ち止まってやっていては、技になりません。〆は、流れ重視でということです。



P.S. 関節技の意味合いが強い二教、三教、五教、六教、四方投げは、練習を後回しにしています。自分も右手首を疲労骨折しており、合気道の登竜門と考えていましたが、当道場では何もそこまでやる必要はないと考えています。手首のストレッチで小慣れたあとに、少しずつやりましょう。



P.S.2 吹き出しそうな名言が生まれました。『固め』では、手を抜いて、正確に掛けます。なので、瞬痛で済みます。「うっ!」と押し殺した叫びではなく、「なるほど!」と早口気味で繰り返すものだから、笑っちゃいました。
 
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