ガレコレ [Garage Collection]
2022年7月20日(水)
[1097] 公開練習19時~@ガレコレ店舗 #■合気道
 先週に引き続き、『蒲鉾の軌跡』を身に付けるため、『片手持ち 表技 側面入身投げ』(旧合気投げ)を練習します。

 『入身転体』における手刀の軌跡は、2つの蒲鉾の軌跡を繋げた空間でなくてはいけません。水平な曲線で相手を送り出すだけでは自分の体が邪魔になり、ならばと自分の体を避けては意味がありません。相手を外側に膨らませてから戻すことにより、相手の体に回転が生じます。その状態から斜めに流すことで、自然に相手が自分の体を迂回します。

 今回練習する側面入身投げでは、入身転体にもう1つ蒲鉾の軌跡を繋げて、球のような空間で相手を浮き崩します。生真面目にやると歪になるので、筆を走らせるつもりで、しゃらしゃらしゃらと描いてみて下さい。



 技の極めにも焦点を当てました。極めの起点から、ス(ー)・トン・ヒラッで掛けます。

 3つ目の蒲鉾の軌跡の最後の膨らみが、極めの起点になります。手刀を立て、手の甲で滑らすように、相手が掴んでいる両手を割って、スーと垂直に落ちていきます。手刀が水平に進んでは、相手の外側の手に支えられてしまいます。

 手刀がスーと落ち始めて、肘が少し曲がって相手の内側鎖骨前の空間にトンと入ります。相手は、後ろにあるはずの丸椅子に半ケツで座ろうとするも椅子がなかったかのように、相手の膝下を垂直にして、相手の体を相手の膝の後ろにします。相手の体の背中側だけに掛けます。

 最後は、ヒラッと手刀の返しで手解きしながら、相手の顎をいじって倒します。
 
お問い合わせ


by Network Communication Note