2022年7月20日(水)
『道場主』と『一番弟子』 #■合気道

　道場主である自分は、2007年1月6日(土)から、無流派の合気道場を開いています。2005年秋に、故師範の仏壇に手を合わせてから、準備を進めてきました。日々の稽古と区別して、道場生との稽古を『公開練習』と呼ぶことにしました。

　奈半利町教育委員会ELTのニコラスからやりたいと言われたのを切っ掛けに始めることになりましたが、すぐに彼の移動で、しばらく一人でやることになりました。

　ガレージのシャッターを全開にして、電光掲示板も灯していたおかげで、道場生が増えてきました。このホームページや奈半利駅前での出張道場も、役立ちました。



　2009年4月7日(火)第145回公開練習で、のちに一番弟子となる新徳聡くんが、いきなり練習に参加。袴姿で合気道経験者。元自衛隊員で、徒手格闘がベースの強者です。彼の通り道にガレコレがあり、合気道の電光掲示板を見たのが切っ掛けでした。

　2012年元旦付で、彼に初段位の免状を出しました。二段位以上は出しませんし、彼も不要と言ってくれてます。現在でも、免状を出したのは、唯一彼だけです。

　その後、練習を重ねる内に、彼から「先生のオノマトペでは分からない。」と言われて、教え方を変えていくことになります。彼は、理論指導に長けており、いつの間にか一番弟子と呼んでいました。今の指導方法は、彼無しでは生まれませんでした。

　コロナ禍になり、道場生のほとんどが家庭・職場・体調の事情で来れなくなりました。キリの良い2020年4月25日(土)第1000回公開練習まで、何とか彼に来てもらいました。仮に再開できないとしても、千回続けたという満足感を味わいたかったので、自分の我儘に付き合ってくれて感謝です。

　2020年5月～10月、合気道場の公開練習を自粛休業しました。

　2020年11月3日(火)道場再開後も、二人で地道に積み上げてきました。理論的な稽古に集中できたことは、お互いにプラスになったと思います。



　2022年2月2日(水)1074回公開練習からと、2022年5月25日(水)1089回公開練習から、相次いで新道場生が参加。現在、道場主である自分を含めて４名で、ガレコレ店舗で練習できてます。コロナ沈静化次第では、８月に体育館に道場生全員を集めて、大々的に練習再開するつもりでしたが、それはまたのお楽しみです。

　現在の教え方は、道場主である自分が「今日はこの技をやろう」と２回ほど一番弟子と交えて、あとはしばらく一番弟子の説明で練習を進めます。結構、伝えたいことを言ってくれてます。おおよそ煮詰まったところで、自分が要らぬ口出しをします。すんなり上手くいく場合と、道場生がスランプに陥る場合と、五分五分です。最初の内から訳の分からない上質に触れることは、とても大切だと考えています。



P.S. ELT [English Language Teaching/Teacher]は、教育委員会に配属されるネイティブ・イングリッシュの先生。Every Little Thingと同じ略称と覚えてます。