ガレコレ [Garage Collection]
2022年7月6日(水)
[1095] 公開練習19時~@ガレコレ店舗 #■合気道
 間合いを意識した練習です。感覚的なことを理論的に述べているのですが、練習では理論を踏まえて感覚的なことを身につけることが大事です。


 いつも最初に練習する『歩み』も、ただ単調に突き進むのではなく、三歩一組を意識すると、間合いの練習になります。小又・小又・中又で、三歩目に余韻を感じてみて下さい。


 『影踏み』は、相手が感じている間合いの境界線を踏むことで、相手に迷いを生じさせながら攻撃させる術です。相手から伸びる影の端を踏むような動作から名付けました。なお、自分の間合いではありません。

 境界線を踏み越えては、相手は待ってましたとばかりに、攻撃します。また、境界戦の手前で無用に止まっては、相手を呼び込んでしまいます。境界線を踏むことが、攻防一体となるのです。ドンピシャなら、触れずに相手をのけ反らせることも可能です。

 相手に境界線を踏んでいることを、しっかりと意識させることが重要です。最後の出足は中又で、境界線を踏んでいる時間が長めで、相手の攻撃を待てることが理想です。


 『二軸の切り替え』により、相手の攻撃を躱し、相手の裏にすり抜けます。相手の突きの出鼻で、待ち伏せ感覚で手刀を下から相手の肘に『ペチョン』とくっ付け、軸を頭の中でパッと切り替え、相手の裏に体を斜めに反ってすり抜けます。

 相手の肘が接触点なので、相手の二の腕分、間合いを稼げます。


 この後、『山越え』『柳』『浮身』を使って、相手の腕を押し絡みながら、相手の裏へ移動を完了します。

 『おひけえなすって』『剣の弱点』を繰り出して、呼吸投げに繋げます。


 最初から相手の裏へ移動しようとすると、相手が反応して、相手を呼び込んでしまいます。『影踏み』と『二軸の切り替え』の組み合わせは、高度な『騙し』であり、罠です。
 
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