ガレコレ [Garage Collection]
2022年6月29日(水)
[1094] 公開練習19時~@ガレコレ店舗 #■合気道
 手刀[てがたな]に着目して、作り・触れ・攻め・軌跡・乗せ・くっ付き・自由落下・返しを練習しました。

 手刀は、単純なものでもなく、奥義なのですが、どこの合気道場でも、最初から教えてくれます。手刀をある程度教えないと、合気道の稽古にならないからです。これが他の武術道場と大きく異なる点です。故師範は「奥義を修得することに時間を費やしなさい。」と言われてます。技は盗めとも言われてきましたが、手刀の要点は、口伝でないと容易には伝わりません。もちろん、体感を伴わないと、口伝だけでは絵に描いた餅です。

○合気上げ
・対峙して座り、両手首を掴ませて、手刀を上げたのち、相手を背面に倒す動作。
・手首を掴ませる際に、手刀を調整して、相手の親指と人差し指で輪を作らせ、掴みを崩す。
・左右の手刀はずれて動く。一方が先行して動き、空間に固定して、あとの一方が追いかけて、最後は左右が同調して動く。
・相手の脇は少しだけ開いた状態が良い。開き過ぎは、ベンチプレスで分かるように、力が出る姿勢になってしまう。

○しの字掛け
・対峙して座り、片手首を相手に両手で掴ませて、手刀を返して、自分の横に流す動作。
・自分の肩のしゃくりで、手刀の高さを上げて、自分の肩を落とすことで、手刀全体が相手の腕に乗り、繋がる。手先の軌跡だけでは手刀と呼べず、肘や肩も手刀の一部であり、長刀または帯状の鞭をイメージして使ってみる。
・手刀が相手の腕に乗ったとき、相手は掴んだ指は外しにくく、試しに外してみても、手刀は相手の腕と繋がっていて離れない。
・手刀が相手の腕に乗ったとき、自分の手刀より相手の肘が下になる。物理的にそうならずとも、互いの腕の軸に掛かる力で同等な現象が起きていると感じることが大事。
・筆に例えると、相手の肘は筆先(命毛)で、相手が掴んだ自分の手首は持つ部分のダルマである。
・相手の肘でしの字を描きながら、剣の弱点で崩し、途中で手刀を立て、相手の腕がチュルンとすり抜けたところを、手刀を返して投げる。

○突き 裏技 山越え 手刀替え 呼吸投げ
・今日の手刀の捌きを活かしてみる。

○手首関節のストレッチ
・二教小手回し、三教小手捻り、五教手首極め、小手返し、一の字。
・極められる側の心臓の表面に繋げて効かせる。
・指を絞る際に、指を重ねて極める。
 
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