ガレコレ [Garage Collection]
2022年5月30日(月)
臍下丹田 #■合気道
 当道場では、『臍下丹田(下丹田)』のみ説明し、『中丹田』『上丹田』という専門用語は使いません。術やイメージの説明に、心臓・瞳を使います。それぞれ中丹田・上丹田とは無関係では無いでしょうが、伝える趣旨が異なります。

 臍下丹田は、骨盤に収まる大きめの『球』と考えています。文字通り、臍[へそ]の高さが、球の天頂となります。臍の下三寸の位置は球の中心であって、臍下丹田は小さな点ではありません。骨盤を起こして、腹筋を緩め、球は案外奥にあるとイメージしてみて下さい。

 心臓の表面から両脚の内側に走る2本の軸で、臍下丹田の球を挟み込みます。2本の軸は臍下丹田でたわんでいるのです。イメージする球が小さかったり、球の位置が浅かったりすると上手く機能しません。

 臍下丹田を回して、2本の軸に働きかけます。『腰回し(腰回り)』の仕組みの概念で、当たらずといえども遠からずといったところでしょう。腰回しをどう使うかは、自分はここで論じられる力量・立場ではなく、共に練習の中で研究していきましょう。
 
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