ガレコレ [Garage Collection]
2022年5月26日(木)
相手の攻撃を無力化する。 #■合気道
 相手の攻撃開始を制することが大前提ですが、それでも攻撃してくる相手はいるものです。相手が打ってくるのではなく、相手に打たせるという感覚が大切です。なお、不意打ちを喰らわないこと、もし不意打ちを喰らった場合は迷わずに即座に切り替えること、致命傷の場合は必ず相打ちにすることを考えておきます。

 接触前の術は、『ロングレンジの間合い』『影踏み』『軸の使い方』などありますが、割愛させてもらい、後日取り上げます。

 接触は、相手の肘に手刀の手先を『ぺちょん』と磁石の様にくっ付けることから始めます。どのような攻撃も肘は隠すことができず、最前線にありながら速度が遅く、相手の二の腕の長さ分の利があります。熟練度が上がると、相手の前腕や手首でも出来ますし、触れずに同様な効果を与えることも可能ですが、まずは相手の肘で練習しましょう。

 相手の肘を跳ね除けるのではなく、相手と自分を融合して『お互いを微重力空間にいざない』、斜めに少し押し返します。相手の攻撃の軌道を逸らし、同時に相手の肘を壁にして自分の体をその軌道から除けます。『山越え』『柳』『浮身』などの術をここで使います。

 手刀を相手の腕上に『蒲鉾の軌跡』で滑らせて、相手の腕に絡みつきます。相手の攻撃が入ってこないように、手刀は『への字』で、手刀の重さで自然に守っています。手刀の前腕を上手く使うのがコツです。

 『剣の弱点』『おひけえなすって』の術を使って、相手を崩します。

 上記の攻防一体を瞬時でできるように稽古します。
 
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