ガレコレ [Garage Collection]
2022年2月10日(木)
[1075] 公開練習19時~@ガレコレ店舗 #■合気道
 一番弟子は、高知市でのセミナーに参加したため、念のため自主的にお休み。

前半○歩み
○座合気上げ
○座天地投げ
○座合気押し
○木剣の素振り
後半
○呼吸投げ表

 『術』は『本質』に導くための『指標』に過ぎません。術を形で覚えようとするのではなく、相手がどう感じているかが大切です。


【歩み】

 『歩み』は合気道における移動方法であり、ウォーミングアップを兼ねて毎回最初に練習します。

 赤ちゃんをあやす「あんよは上手」の歩みから命名しています。心臓を体外に出すイメージで上体を出します。足で進むのではありません。頭を出すと頭の重さで足が止まってしまいます。腰で移動するというのもニュアンスが異なり、所属していた流派では「腰が転ぶ」と表現されています。心臓で移動して前後左右上下の位置が決まり、足・腰・頭で姿勢が決まると考えてみて下さい。

 『足裏三点(母指球・小指球・踵点)』で立ち、離しは踵点→母指球・小指球、着地は母指球・小指球→踵点で、抜き足差し足忍び足となります。足指で地面を蹴るのではなく、地面に足裏を置く感じで、小股で進みます。子ども用のサッカーボールを土踏まずで踏んで小さくドリブルしてみると感覚が掴めます。

 『摺り足』の極意は「濡れた半紙を破らず」です。蹴らない、突かない、捻らない、擦らないことが肝心です。擦って音が鳴るのは間違いで、ズリ足と呼んでいます。相撲の摺り足とは別物と考えています。


【座合気上げ】

 座して、相手に両手首を掴んで、押し留めてもらいます。両手刀を相手に対して斜め上に進め、相手の心臓の左右表面に働きかけて、相手の上体を浮かします。相手の力が勝ったところで、垂直に少し落とします。再び両手刀を進めて、相手を背に倒します。

 呼吸力で相手を挙げ切るのではなく、ぶつかったら力を抜く練習と考えて下さい。


【座天地投げ】


【座合気押し】


【木剣の素振り】


【呼吸投げ】
 
 
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by Network Communication Note