ガレコレ [Garage Collection]
2021年7月22日(木)
菅義偉総理の挑戦には呆れた、東京オリンピック即刻中止すべき #政治・経済
 「やめることは一番簡単なこと、楽なことだ」「挑戦するのが政府の役割だ」と、菅義偉総理の談。

 この発言から、最初からどんな状況になっても、東京オリンピックをやるという腹積もりが、透けて見えてきます。新型コロナウイルスに挑戦しているのですか? 何に挑戦しているのですか?

 五輪やめることが、最も難しいです。凡人は、捨てることができないのです。



 東京で新規感染者500人が続いた時に、こりゃいかんと思い直しました。連日、東京で新規感染者が1000人超になった今、8月にどうなるかは明らかです。お盆の帰省も難しいと考えます。

 自分の考えでも、夏場に感染急騰が来そうなのは想定外でした。ガレコレでは、夏休みのイベントを2つ企画していましたが、告知前に、すでに中止としています。過去にも、苦渋の決断で、幾つものイベント中止を決断してきており、『早期の見通し』『確固たる判断基準』が大切だと教えられました。まあ、小さい個人事務所なので、地道に、普段の活動範疇で精一杯行うのみです。



 「海外と比べて感染者数などは1桁以上少ない」と言われますが、新型コロナウイルスにとって1桁は誤差範囲です。総理、何言っているんでしょうか? デルタ株を完全になめきっています。

 そもそも、東京オリンピックを延期した時点で、この選択は間違っていました。ワクチンさえあれば、短期間で押さえ込められるとの一念だったのでしょう。真綿で首を締め続け、最後には火中の栗を拾おうとしています。短期間に大人数が集まる大イベントは、コロナ禍では無謀です。



 過去に、1980年モスクワオリンピックをボイコットしたことは、明らかに政治判断でした。1979年ソ連のアフガニスタン侵攻が発端となり、1980年1月アメリカ合衆国が先導して、日本を含む50ヶ国近くがボイコットしました。代替イベントとして、1980年7月リバティ・ベル・クラシックという名称で、アメリカ合衆国で開催されています。当時中学生の自分は、オリンピックの意義とは何ぞやと、自問自答したものです。

 今回の東京オリンピックに、大義を微塵も感じません。オリンピックのニュースはどうしても耳に入って来ますが、東京オリンピックを楽しむ気にはなれません。選手には悪いのですが、なるべく東京オリンピック・パラリンピックから離れて、この一ヶ月を過ごしたいと思っています。

 また、先日の大相撲千秋楽結びの一番、白鳳と照ノ富士の取り組みを観て、同じ土俵に立っているとは思えない内容で残念でした。白鳳にも言い分はあると思いますが、そこには美学の欠片もありませんでした。最悪の全勝優勝として、語り継がれることでしょう。そして、東京オリンピックという土俵は、完全に歪んでいます。
 
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