ガレコレ [Garage Collection]
2020年3月13日(金)
奈半利町議会 一般質問 #○ふるさと納税
 奈半利町議会の一般質問で、小笠原良議員が、奈半利町ふるさと納税について質問しました。しかし、役場側から有用な回答は得られませんでした。報道陣も、どう伝えればいいか、悩まれたことでしょう。

 傍聴席のK9さんから役場側へ、怒号が飛びました。自分は、グッと堪えました。

 議会が終わってから、反省会をやりました。

①質問を集約して、質問者を1名にしたのか?
②質問が長々となり、分かりにくかった。
③捜査中の内容は、答えることができないと言われるだけ。
④ターニングポイントとして、新聞スクラップで示して、現町長が教育長のときに発言した内容に触れたが、意味はあったのか?
⑤住民説明会は行われるのか?

 奈半利町議会では、質問の回数が限られているので、幾つもの質問をまとめて投げかけることになります。結果として、役場側は簡単なことだけ答えて、都合の悪い質問ははぐらかされます。一問一答形式で何度でも繰り返すことができれば、こんな馬鹿げたことにはなりません。議会とは名ばかりで、討論できない仕様と理解しました。結局、国会も田舎の議会も、大人のポーズなのです。

 そんなやり取りを、後ろの傍聴席から観察していたら、面白いことに気付きました。正面から観ていると、顔の表情にごまかされます。しかし、後ろから背中を観ていると、動揺が伝わってきます。心に疚しいことがある議員さんが3名おられると感じました。確信に変わった瞬間です。

 議会が一丸となれない理由があるということです。議長1名を除いて9名ということは、最低でも5名が立ち上がれば、奈半利町議会の存在意義を進めることができます。しかし、今回の一般質問は4名だけで、その内ふるさと納税に関して質問したのは、小笠原良議員1名です。

 反省会に後から来た人が真っ先に「質問したのが1名だけなのは、意見集約したの?」と、自分が反省会のいの一番に尋ねたことと同じなので、反省会の場に苦笑がこぼれました。傍聴席にいた住民や取材陣も、そう思っているに違いありません。決して、意見集約していません。親族ということで自粛すべき議員以外は、質問すべきでした。

 捜査は、まだ序の口ということです。奈半利町は自治を剥奪されてもおかしくない危機に面しています。やっぱり、自治を理解しない者には、けん引役を任せておけません。長い戦いになりそうです。

 奈半利町ふるさと納税の問題に関しては、数年前から良くない噂を聴いていましたが、自分は裏を取っていません。刑事事件に関しては、自分が予想していた切り口とは異なるところから入っています。田舎の自治体における根深い問題に及びます。トカゲのしっぽにならないことを願います。

 最大のターニングポイントは、総務省が、「返礼品の返礼割合を3割以下とすること、返礼品を地場産品とすること」とした時点であり、その時どう動いたかを焦点とすべきです。ふるさと納税の立ち上げ期やバブル期を争点としても、皆盲目だったので話になりません。

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総務省 ふるさと納税に係る指定制度について
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/topics/20190401.html
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 当然、総務省が言う「寄附金の募集を適正に実施する地方団体」から奈半利町は外れることになります。役場側は、分かりにくい資料でお茶を濁し続けてきました。奈半利町議会が、奈半利町ふるさと納税の内容を判断できる資料を、役場に作成するように要請してこなかったことも、事態をここまで悪化させた原因と考えています。

 説明会は、刑事事件と奈半利町ふるさと納税を切り分けて行うべきです。刑事事件に関しては言えないのが慣例となっています。返礼品の出展者説明会はすぐにでも何度でも行うべきです。説明会が開けないなら、出展者一人一人に行脚する方法もあります。刑事は来るが役場は来ないと言われると、苦笑いするしかありません。どれだけ経っても進展を示せないということは、考えることをやめたということです。

 今、役場(町長、副町長)からは公に有用な発信できないでしょう。町議会または町議員または町民一人一人が発しなければ、奈半利町は沈没します。


P.S.
 
幸い、高知県ではコロナウイルスが蔓延していませんが、その関連質問が無く、いつもと同じ質問内容でした。一般質問通告書の作成日を見ると、2月20日~3月5日。何故、議会の速度感が非常に鈍いのか、仕組みから考え直す必要があります。


P.S.2
 
皆さん声が小さい。年寄りばかりだからか?疚しいことがあるからか?声が小さいということは、伝える意思も小さいと、体育会出身の自分は認識します。それに、マイクが備えられていますが、スピーカーは傍聴席には向いていません。


P.S.3
 
田舎で金銭が動くときは、いつも現ナマです。貰ったらすぐ使ってしまうか、タンス預金です。通帳に残ることはしません。今回、森岡くんが、インターネットバンクを使い、それを引き出しに行ったというのは、腑に落ちません。罪の意識が無く、稚拙であったと言えばそれまでですが、組織的意図があるのではと考える人もいます。警察も、おそらく矛盾を感じながらも、逮捕に踏み切ったと思います。インターネットバンクを開設した経緯が明確になれば、捜査も進むでしょう。

 森岡くんは、自分も信頼を置いている役場職員の一人です。以前、認定こども園の新築工事の際に起きた問題に関して、役場側が前町長、当時総務課長、森岡くんの3人、住民側が当事者、付添いを買って出た自分の2人で、町長室で話し合いをもったことがあります。町長の不用意な発言に「これで十分」と自分が返して当事者と席を立った時に、やばいとすぐに反応して、役場の玄関まで追っかけてきたのが森岡くんでした。そのあと、問題はすぐに穏便に大きく動いて解決されたので、森岡くんが前町長を説得したと思っています。その森岡くんが?との思いですが、嵌められたという噂もありかなと思えます。足切りで用意した策略が、事件解決の糸口になってしまったという噂です。まあ、考え過ぎですが。。。
 
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