ガレコレ [Garage Collection]
2020年1月24日(金)
[基本]攻防が前提 #■合気道
 技の概要を学ぶには、腕を伸ばして大きく捌くことは、良いことです。

 しかし、これにより、腕を振り回したり、相手に密着したり、嘘の動きを引き起こしやすいのも事実です。攻防を無視した動きであり、実戦であれば、相手に腕を持っていかれたり、相手に体を浴びせ返されたりします。

 腕は正しい場所に差し入れ、相手とは拳1つの空間を作ります。

 体全体の上下左右の揺らぎは言われると思いますが、手刀の曲がりしなりによる伸縮はしばしば後回しにされます。伸ばし切った手刀が、誤りの原因となっています。

 攻防を考えて、おかしいと思えるならば、その捌きに嘘が含まれているか、足りないものがあるかと考えるのが妥当です。

 指導する側は、なるべく嘘を排除して、要素を追加していける捌きを教えます。それには、攻防を前提にします。武術は、単独動作ではなく、戦う相手がいます。形が美しいから正しいとは限りません。
 
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