ガレコレ [Garage Collection]
2020年1月4日(土)
[基本]手刀のつくり #■合気道
 手刀を振り下ろして相手の頭部を攻撃するときは、五指を開き、親指を曲げて小指球を固くします。いわゆる空手の手刀です。

 合気道の手刀は、手に力を込めません。手刀のつくりは、開きと閉じの2系統です。

 開きは、五本指を同じ方向に揃えた『五指の手刀』、そこから親指を立てた『一指四指の手刀』の二種類です。

 閉じは、中指と薬指に親指を付けた『蕾の手刀』、軽く握った『拳の手刀』の二種類です。

 今回、拳の手刀を追加しました。練習はこれからです。どう教えても蕾の手刀にならないCuさんの手刀に、これが自然なのではとずっと疑問を抱いていました。年末のRIZINをみて、彼らと戦う場合に蕾の手刀だけでは対応できないと、今更ながら感じました。ただ、言わせてもらうなら、グラウンドになってからの頭部や首への攻撃は、ルールに守られているのでしょうか、違和感があります。

https://gyao.yahoo.co.jp/special/rizin/

 ただ、拳の手刀は、勘違いを引き起こしやすいと考えられます。単なる受けや払いにならないように注意して、練習しなければいけません。やりたいことは、蕾の手刀と同じです。


【五指の手刀】

 五指の手刀は、基準となる手刀のつくりで、まずは手先の変化なしで教えても問題ありません。

 相手に接触する前に、五指を開き、緩めて五指の手刀となり、相手に触れます。上級者は、五指の開きを省略します。

 手刀は指先の方向に移動していきます。小指球で斬るのではありません。


【一指四指の手刀】

 親指の方向に手刀を移動させて、手の平または甲に、相手の腕などを吸い寄せます。

 相手に親指を掴まれることはあってはなりません。親指を四指から離す際は、自然に行います。


【蕾の手刀】

 相手の攻撃を、甲から指先へと受け流します。自然と蕾になります。


【拳の手刀】

 接近戦を強いられた場合、蕾の手刀では捌き切れないと考えました。これからの課題です。
 
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