ガレコレ [Garage Collection]
2019年10月4日(金)
初動 #■合気道
 技に入る前の動作を『初動』と呼んでいます。初動無しでは、技には入れません。初動を研究して、身に付ける必要があります。技の型は、おまけのようなものです。

 初動を、相手との接触前と接触後に分けて考えています。

初動接触前
  ↓
初動接触後(正確には、接触直前から。)
  ↓
  技

 初動接触前では、『影踏み』を主体とした間合いの変化により、相手の迷いを引き出します。

 初動接触後では、『山越え』などで相手と自分とを繋げて、互いを微重力空間にいざない、相手を崩します。

 現在、当道場では技として、呼吸投げ、入身投げ、側面入身投げ、小手返しを教えています。多くの技の種類を学ぶに、あまりにも時間が足りないのも事実ですが、上記の5種類の技でも、相手の攻撃方法、表技と裏技、体格差や間合いにより、かなりのバリエーション数になります。

 本音のところ、まずは一教押し倒しの系統を習得してほしいのですが、これを何度練習し始めても、いつの間にか側面入身投げの練習に替えてします。性に合わないので無理ということかと、一教押し倒しの練習は諦めています。

 当道場における稽古の主体は、『初動接触後』です。初動接触前を省略して、技の部分は流します。合気上げ、山越えおよび浮身、しの字投げ、のの字投げの練習が、それに当たります。
 
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